内容をカンタンに説明すると…
- 中原中也は8年前の大爆発以降しか自分の記憶が無いという。それを知ってるのは蘭堂だろうと。蘭堂の異能は亜空間を作ること。
- 亜空間内は異世界でもあり…。中也が所属していた羊の面々はGSSと組むといい中也を襲撃してくる。助け舟を出したのが太宰だった。
- 今回は…組合(ギルド)との抗争の際、密かに白鯨(モビー・ディック)墜落を図った盗賊団「死の家の鼠」の頭目・フョードルが拘束されていた。とらえたエースは仲間に引き込もうと策略するが…。
【文豪ストレイドッグス 29話】咎与うるは神の業【アニメ感想】
大物っぽい声がする
「フョードル?」
「はい。例のモビーディック落としの黒幕です。プロの誘拐屋を使い捕えさせました。奴は盗賊団・死の家の鼠頭目。どうやら澁澤龍彦の一件にも関わっていたようです」
五大幹部会が開かれてます。その一人のエースは制裁を自分がしたいと言い出します。
そしてアジトへ戻ると…
「いつまで客人をこんな所に入れておくつもりだ!!すぐに衣服と飲み物を用意しろ!グズグズするな!このグズ共が!」
即刻フョードルの縄を解いたのでした。
「私は孤独な男でね。ポートマフィアは私を信じていない。もっとも私も彼らを信じていないが。
私が信じてるのはこのポーカー、金庫の宝石、それに50人の私設部隊だけだ。
そして今日51人目を見つけた。どうだ?私と組まないか?
君と私で森鴎外の首を取る。あの町医者もまさか私と君が組むとは予想すまい。組合すら出し抜く君の手腕、評価に値する」
「そして…もし断れば僕は一生青空を拝めない、ということですか」
フョードル(CV:石田彰)きたこれ……。
「拒否権はなさそうですね。ここは脱出不可能な地下の密室。そのうえ僕は見ての通りの虚弱体質。なのでこうしましょう。
僕があなたを殺します」
フョードルがそう言うや否やエースからワインボトルを頭に叩きつけられます。
「少々がっかりだ。フョードル君。
いいだろう。状況を理解させてやる。
これが私の異能力だ」
一瞬で部下の命を奪うエース。
「部下の寿命を同価値の宝石に変える能力。クズの命を価値あるものに変換する。実に慈悲に溢れた能力だ」
部下になることを期待してると部屋を出ていくエース。
部屋に残った下級構成員のカルマはフョードルに聞きます。
「この部屋を出るのは不可能だ。扉を開ける鍵を持つのはエースだけ。俺達部下でさえエースの許可なしにはこの監禁室には出入りできないんだ。
あんた、怖くないの?」
「こんな部屋など自室と同じです。なぜなら僕の異能力は意識と空間を操るからです」
カードバトルだ!
エースが戻ってきました。フョードルは勝負を持ちかけます。
「あなたは僕を勧誘したい。しかし勧誘不可能な場合僕から仲間や資金力、そして次の作戦を聞き出さなくてはならない。故に僕をすぐに殺すわけにはいかない。
あなたが勝てばこの首輪を着けましょう。ただし僕が勝てば自由をいただきます」
「いいだろう。ただしルールはこちらで決めさせてもらう」
ハイ&ローゲームですね。シャッフルもエース。なのに…
フョードルは全部当てました。
「…部隊を呼べ!遊びは終わりだ!このイカサマ野郎の手足を切り落とせ!…おいどうした!返事をしろ!」
「無駄です」
もう外側から組織が制圧したと。
「どうします?宝石金庫の鍵を渡すなら命を保証してあげても…」
「嘘だな。ここはボスも知らない秘密のアジト。ここは航海する船の中だ
それにお前は言っていた。自分の異能力は意識と空間を操ると。
つまりここは現実空間ではなくお前の頭の中、そう!異能空間だ!
だからカードの数字も自由自在というわけだ」
「何を根拠に?」
「通じない通信機、開かない扉、そして…あの時計だ。私の観察力をナメるなよ!先程私がこの部屋に来た時から止まったままだ」
「さすがはポートマフィア五大幹部の一人。少し見直しました。それで?見破ったから何ですか?
我々の意識が異能空間にあるということは現実の肉体は意識がないということです。それこそ餓死するまで。
僕は訓練していますがあなたは?本当のこの部屋の鍵はあなたが持っているから部下は救助に来られませんよ」
カルマの元にフョードルが。
「あんたなぜ外に!?エースは!?」
「ここですか。値崩れを防ぐためにエースが宝石を一時保管していると言う金庫は」
「その鍵…一体どうやって…」
「理由は簡単です。僕の異能力は空間と意識を操る能力ではないからです。
人間は簡単に物事を自分で考えてると思いこみます。盗聴も時計も自分で発見したものには価値があると信じる。思考を操られてるとは考えたがりません。
彼が誘拐屋から聞いた異能空間の脱出方法はその意識を異能空間から消す事
ですがその情報、僕がわざと誘拐屋に流したのです」
エースさん異能空間から脱出するために自殺したんですが結局何も異能空間ではなかったため
普通に退場という形になりました。
「彼とのカードゲームは面白かったです。彼はそもそも勘違いしていましたが。僕は異能力でゲームに勝ったわけではありません。カードの表面にある僅かな傷を全て記憶した結果です」
やばい…。
「後は見ての通りです。彼は自分の頭で考え自分で勝手に死にました。罪とは思考。罪とは呼吸。彼はそれらから解放されたのです」
彼の目的は宝石ではなく…。
「僕の目的はエースが密かに収集したこのポートマフィア構成員の異能力リスト。最高機密であるボスの異能力すら記されています。
これを用いこの地の悪に死の救いを」
(エースは確かに悪だ。でもこいつは悪ですらない。彼岸の存在。人間性を超越した何か)
この場に起こったことを知られないため。全ての構成員を消す必要があるのでカルマも例外ではなく…。この時フョードルの異能が出ました。カルマはほぼ即死状態でした。しかし安らかな顔。
「罪の軛より解き放たれ魂の救われんことを。次はポートマフィア、そして…武装探偵社です」
もう声が強い。エースもカルマも豪華声優陣なのでこいつらも強いんか?
って思ったら一話で退場してしまいました…。
もういろいろと強い。
フョードルがもう頭がよすぎて何が何だかです。
「人間は簡単に物事を自分で考えてると思いこみます」
……はい。