内容をカンタンに説明すると…
- モブは学生生活を満喫していた。そんななかタイミングも関係なく霊幻からかかってくる電話。今まで霊幻の言葉への安心感にまかせていたが
- 自分で考えてみようとモブは霊幻と距離を置くことに。霊幻自身は一人で動き出すが友達とよべる者はなく…。
- 今回は…依頼が増えた霊幻はテレビ出演することに。それは日輪霊能連合会の会長・浄堂麒麟が仕掛けた罠が張り巡らされたやらせ番組だった。番組内で晒し者になった霊幻は記者に追われ記者会見を開くことに。質問に淡々と霊幻節で返すなか、学生レベルの過去を蒸し返すような記者の質問で霊幻は会見中に深く悩み始める。
【モブサイコ100Ⅱ 7話】追い込み~正体~ 【アニメ感想】
嵌められた
「え~どうもこんにちは。霊幻新隆です。普段調味市で営業してます」
いい滑り出しの霊幻のテレビ出演ですが…。浄堂さんが不穏なんですよね。
そして霊に取り憑かれているという少年が登場。
「暴れてしまうため安全に十分考慮した上で拘束しています」
拘束までしないといけない悪霊かなにかですか??
「北アフリカに生息するオジロスナギツネの霊ですね」
霊幻師匠そんなこと言って大丈夫ですか?
「この後先生が除霊する流れになります」
司会が浄堂にふろうとしますが…
「いや、ここは一度霊幻君にやらせてみませんか?」
「折角花を持たせてあげようと思ったのに。できないと言うならいいでしょう。台本通りわしがやる」
(台本…?そうか!)
番組の筋書き通りに演じればいいんだなと思った霊幻…。
これは浄堂麒麟の罠にはまってしまって…!
(生放送とはいえこれはテレビ番組だ。放送作家の用意した台本があるヤラセなんだ。適当に除霊すれば暗黙の了解で少年は大人しくなりスタジオの客は拍手。司会が俺を賞賛して番組は終わる)
「ソルトスプラーッシュ!」
霊幻お得意の塩まきです!
「少年に憑いた霊が苦しそうにもがいてます!効いてる!これは効いてます!」
「さぁそろそろ除霊が始まって30分が経とうとしてますがまだ少年の体から出てないようです。なんてしぶといのでしょう。
ではそろそろ選手交代といきましょう」
浄堂麒麟「いやー除霊も何もこの子取り憑かれてないよね?演技じゃん」
(いやいやいや!爺さん空気読めよ!折角番組の雰囲気づくりしてんのに…)
「大正解!スタジオの誰もが騙されていた中でよくぞ見破ることができました!」
「霊が宿ってるかどうかは一目瞭然だからねぇ。本物の霊能者なら。あっとすいません。霊幻さんのことを言いたいわけじゃないんですよ。彼は番組の指示通り盛り上げてくれただけなんでしょ?」
「番組はそんな指示出してないですよ」
霊幻、晒し者になってます!
ネット社会の闇
除霊ダンスでMAD動画ができあがっていました。
ネット怖すぎないっすか!?知ってましたけども。
「なぁ…気のせいかもだけどお前のバイト先の名前って「霊とか相談所」じゃなかったっけ?」
「そうだよ」
モブの友達が聞いてくれます。
「じゃあお前の師匠の名前って霊幻新隆?お前知らないのかよ!?今お前の師匠がテレビとかネットとかでめちゃくちゃ叩かれてるんだぞ!」
「それはあの人の作戦だよ」
モブは全然気にしてない様子。
「くそー!ハメられた!あいつらなんて鬼畜な…一瞬の視聴率の為に俺を使い捨てにしたのか…?あのタヌキジジイー!」
ある意味純粋すぎました師匠…。
《しかし悪徳霊媒師、その悪評は各メディアに尾ひれを着けて拡大され3日もすれば世間が作り出した醜悪な霊幻像はほぼ完成していた》
バーの人たちも信用してないですね。元々友人ではなかったですが
一瞬で敵になりましたね。
(さて…こうなったら話題が風化するのを待つしかないか…なんだよこれ?待ち伏せしてんのか?)
はい、マスゴミ来てる~~~~!
「あなたには説明責任があると思いませんか!」
謝罪会見をセッティングしたのは一体誰なんですか。
「こ…このたびは集まっていただき…何で集まってんだ?」
(土壇場でめんどくさくなるのはよくあることだ)
おっとこれは霊幻のペースですね。
「あなたの詐欺行為についていくつかお聞きしたいのですが」
「ちょっと待てよ。詐欺って俺の商売の話か?俺に霊能力がない事を証明できる人間がここにいるのかよ?もしくは詐欺行為を証明できる被害者は?」
その後も淡々と応えていきますが…。
「卒業文集では将来についてこう書いてあります。何かになりたい。なぜ霊感商法に手を染めたのですか?」
一気に顔色変わってしまいました。地雷だったようです。
「なぜって…」
(俺はなぜ霊能者として生きているんだ?儲かってないし面倒事も多い)
考えはじめました。
(退屈だなぁ。このままじゃマッサージ師と変わらねぇ。そろそろ潮時かな)
そう思ってた時、小学生モブが霊幻を尋ねてきたんですね。
人生を変えた出会い
「いいか?超能力を持ってるからと言って一人の人間であることには変わらない。足が速い、勉強ができる、体臭が強いなどと一緒で超能力も単なる特徴の一つに過ぎない。
個性として受け入れて前向きに生きていくしかないんだ。魅力の本質は人間味だ。いい奴になれ。以上」
モブくんに希望を与えたのは紛れもなく師匠なんですよね。
「また相談に来てもいいですか?」
そしてモブの能力を目の当たりにし、力をコントロールする方法を教えると言って引き入れたんですね。
(その時俺はその少年に憧れを抱いてたんだ。俺も何かを掴みたかった。特別な何かになりたかった)
霊幻の悩み…。
(結果がこのザマだ。俺はあれから何も変わっていない。あいつをただ利用してきただけ。結局何にもなれなかった)
(あいつの青春、一番足を引っ張ってるのは俺だったんじゃないか?)
(なぁ…モブ。見てるか?)
「成長したな。お前」
突如…モブに向けて言葉を発する師匠。
「…質問の答えになっていませんが!」
「なんだそれは!」
「先程の沈黙には何の意味が!?」
やっぱり師匠は師匠…なんですよねぇ…。
「地震です!」
会見会場が激しく動き始めました。
「あなたはなぜ落ち着いてられるのですか!?」
「まさかあなたの仕業ですか!?」
まぁ多分モブの仕業…ですよね?
「…さぁ。何が起きているんでしょうかね」
余裕です。
「では会見を終了させていただきます」
「ちょ…ちょっと!」
「我々はどうなるんだ!?」
「さぁ?次のネタでも探せばいいんじゃないか?」
助けられつつの余裕感。
帰宅途中モブに出会います。モブがしたんでしょうけど言わないんですね?
「…お前…知ってる?俺の正体。ネットとか雑誌とか見てねーの?」
「そんなの知ってましたよ。最初から。
僕の…師匠の正体は…いい奴だ」
…全米が泣いた。すごい関係性ですよねこの二人。
「…腹減ったな。ラーメンでも食って帰るか」
「はい。…あ、そういえば師匠誕生日おめでとうございました」
言葉でモブを救った師匠、モブの言葉に救われる。
モブの深層心理に働きかけた最上をぶっとばしたモブ。
そして今回は…霊幻の深層心理に働きかけたネットの闇とマスゴミの闇をぶっとばしたモブ。
…あれ?両方共モブがぶっ飛ばして…。やはり最強ですね。
でもやはりモブの師匠は霊幻なんだなと改めて号泣してしまう話でした。
二人の関係性素敵すぎて…。で、モブくんいつから師匠のことわかってたんです?