【からくりサーカス 17話 アニメ感想】エレオノールは正二の子だった!ギイ、フランシーヌ人形、それぞれの過去が繋がる!

前回のあらすじ

 

内容をカンタンに説明すると…

  • 才賀正二の血を飲まされた勝の脳に彼の記憶が流れ込んでくる。時は江戸。長崎で町医者をしていた正二は、花魁の遠野太夫と出会う。彼女の正体はルシールの娘・アンジェリーナだった。
  • アンジェリーナから全てを聞いた正二は、それでもなお彼女を愛し生涯を共にする事を誓う。アクアウイタエを飲んでしろがねになったのもその時だった。
  • 今回は…正二の実子はエレオノール。そして「ディーン・メーストル」と名乗っていた貞義はルシールが派遣した《しろがね》で、後に才賀の養子となった。黒賀の里に現れたギイはアンジェリーナとの過去を、正二はフランシーヌ人形に出会った過去を話し始める。

【からくりサーカス 16話 アニメ感想】正二とアンジェリーナの馴れ初め!まさか”しろがね”だったとは!

2019.02.08

【からくりサーカス 17話 アニメ感想】訪れし者

 正二とアンジェリーナの子

勝「おじいちゃんは、アンジェリーナさんと結婚してたよ。という事は二人の子供がお父さん…つまり、僕の中にいるっていう才賀貞義なんだね!?」
正二「そこまで、そこまでシラを切るのか!」
勝「!?」
正二「お前は最初から私の子供ではなかったではないか!」
勝「え?じゃあ」

「私の子供はエレオノール!ただひとりの娘だ!!」

しろがねが実の娘!?Σ(゚д゚ )
貞義が実の子ではない事は予想してましたが…。

「とぼけても無駄だぞ!お前が見た記憶のとおり私とアンジェリーナは運命をともにしようと誓い合った。そしてあるるかんを研究し独自に景趣傀儡を作り上げたのだ」

部品には、アンジェリーナが書いた勝利を祈る言葉と自分の名が刻まれていました。

『おぉ、これでお守りが入る!』
『すみません、こんなことしか…』
『何を言ってる!この文字は必ず人形に力を与えてくれる。そして世界中のしろがねの役に立つ!』

そんなある日、ひとりの男が2人の元を訪れます。

『こんにちはーっ!!』

アンジェリーナは歓迎します。お知り合いですか?

『ムッシュウ正二!ありがとう、アンジェリーナを幸せにしてくれて!アンジェリーナ!アンジェリーナ!よく元気で!』
『やだわ、大げさねぇ』
『これは失礼!あまりに嬉しかったものだから!』
『あはは!面白い人だなぁ』

和気あいあいとしてていいんですよ。いいんですけどね。
この男、声がジンと同じなんですよね…。
よく見たら外見も若い日の彼にそっくりです。

『ルシール先生からマリオネットの運搬と制作を手伝うよう依頼された《しろがね》ディーン・メーストルです!』

こんなにソックリなんて、ジンと無関係とは思えません。
中にジンの魂とか入ってそうですね…(;´д`)

しろがね、という事はアンジェリーナのかつての戦友かな。

「それがお前との出会いだったな。その後私は会社を作りやがて養子として迎えた。名前もディーンから貞義と改めてな。私は幸せの絶頂だった」

直後、アンジェリーナが妊娠していることが分かります。
《しろがね》の女性としては初の事でした。

勝「じゃあ、それがしろがね…!」

 ギイとアンジェリーナの絆

「失礼します!あの、得体の知れない外国人が!」
「外国人…?もしや」

場面は変わって黒賀の里。
勝達の前に現れたのはギイでした。なぜここに!

「やはりな。貞義を殺しに来たのか」
「あぁ、3年前に約束したからね。貞義がこの子に自信をダウンロードしていることが分かったら殺せ、と」
「手間をかけるな」

面識があったんですね。

「あの戦いの後、貞義は姿を消した。だからダウンロードが成功したのかどうかも不明だった」
「だから勝を一人で行動させたのか」
「からくり屋敷後まで行かせれば黒賀のものが動きここで判定してもらえると思ったからな」

勝がサーカス団を抜け出した時に見逃したのはその為でしたか。
ギイの目的もだんだん明らかになってきます。

「君たちが明治と呼ぶ時代にも、僕はこの黒賀の村を訪れている」
「そうなの!?」
「聞かせてやる貞義よ。すべての過去を知った時、お前はまだ自分を勝だと言い張れるかな…?」

ギイがゾナハ病を発症したのは12歳の頃。
当時の技術では現代以上に対抗する手立てがありませんでした。
そして見放されたギイは、親に捨てられます。病院に入れるという名目で。

「愚かな人だった…。キャンディーを子供に渡して後ろめたさを誤魔化していたよ。狭く冷たい病室で発作を起こしても医者は何もできない。母は見舞いに来ることさえなかった。苦しみの中で僕は痛感した。生まれた時からずっとひとりきりだったのだと」

父親はいいのか、とか思いましたが( ̄▽ ̄;)
ゾナハ病に苦しむ彼の一番の心の拠り所が、母親だったのだと思います。
それさえ失ったギイ少年の気持ちを思うと…。

「その後ルシールに導かれ《しろがね》になったんだ。そして10年の訓練を終えた後、初仕事がやってきた」

ギイ少年が訪れたのは、彼女が当時滞在していた黒賀の村。
平安の時代から続く人形舞の村は、人形作りをする正二と深い繋がりがありました。

『僕は命令を遂行するためにキュベロンから来ました。アクアウイタエを生み出す《柔らかい石》はしろがねを誕生させるのに不可欠です。オートマータに比べしろがねの数が圧倒的に少ない今ゾナハ病患者をひとりでも多くしろがねにしなければなりません』
『…それで?』
『あなたの体内の柔らかい石を摘出し、あなたの子供に移し替えた後、キュベロンに搬送。その後本部が必要に応じ柔らかい石をその子供から取り出します』
『私の赤ちゃんを、柔らかい石の、ただの入れ物にしようというの!?』

まさかの外道任務でした(;´言`)
アンジェリーナの敵だったんですね…。

『本部の決定です。ご安心ください。僕はい学を学びその程度の手術は心得ていますから』

そういう問題じゃないぞ!!

『…分かりました。裏で待っていてください』

しばらくして、アンジェリーナがあるるかんを連れて現れます。

『なんのつもりだ』
『昔から思っていました。しろがねは人なのか、それともオートマータを倒すためのただの機械なのかと。しろがねは人間ではありません!』
『あんただってしろがねじゃないか!』
『いいえ!私は母親です!この子に私のような人生は絶対に送らせません!』

からくりを使った戦闘が始まります。アンジェリーナは身重のため、思うように身動きがとれず…。

『しろがねは死なないから手加減しなくていい!僕はあなたを動けなくしてから石を取り出し赤ん坊に移植すればいいのさ!』

ギイ少年最低じゃないですか!

『あははは!お腹をかばって頭から落ちたよ!これが母の愛ってやつかねぇ!?』
『あなたに…お母さんはいないの…!?こんなことをして…お母さんはなんて思うかしら…!』
『母などいない!あの女は僕を捨てた!僕は一人なんだ!!』
『ならばこの子もあなたと同じようにしたいのですか。母を知らず生きる…一人ぼっちに…』
『!…それがどうしたのさ』

『僕は慣れたよ…その子もすぐに慣れるさ』

ギイの心はあの日から孤独なままなんですね。
アンジェリーナに酷くあたるのは、母の姿を重ねていたからかもしれません。

母を恨む反面、恋しくてたまらないのか…。
飴を口に運んだのが何よりの証拠でした(´;ω;`)

『あなたは勝てないわ…。オリンピアもほかのマリオネットも全て私と主人が作ったもの!決して赤子を母から取り上げる道具ではない!わたしにあるるかんがある限り、いいえ、たとえ私一人でもこの子に柔らかい石を埋め込むことなどさせません!』

アンジェリーナに襲いかかるオリンピアですが、一瞬動きが止まります。
正二とアンジェリーナが込めた想い故か…。

勝「それから、どうなったの」
ギイ「あの女は赤ん坊を狙って傷ついた僕を優しく看病してくれた。その上…」

『よかったら、私があなたのママになってあげましょうか?』
『……ははははは!何を馬鹿なことを!』
『私は既に一つの命を抱いているの。もうひとりくらい、いつでも抱きしめられるわ』
『五月蝿い!!』

ギイ「僕は諦めていなかった。赤ん坊を手に入れるなら彼女が出産してからでいい。僕は体力の回復を待っていた。が…」

『ねえちょうだい!』
『もう一個!』
『もっともっと!』
『コラ!一人ひとつずつだぞ!あ!お前2個取ったろ!?』
『いいの?キャンディーが無くなってしまうわよ』
『…なんだかもう、要らなくなったのさ!』

ギィの心が救われた瞬間でした。よかったね(´;ω;`)

 フランシーヌ人形(本物)のその後

正二「ギイがアンジェリーナを狙っていた頃、私はある意外なものと出会っていたのだ」
勝「意外な?」
正二「それは自分で確かめろ。私の記憶で」

勝の意識が薄れていきます。そして再び正二の過去へ…。

とある日、アンジェリーナにそっくりな後ろ姿を見つけた正二は、女性の後を追いかけます。
そしてたどり着いたのは教会でした。

「なぜ、人が苦しむ姿を飾るのですか?」
「…わたしにお尋ねかね?」
「この動かぬ人形を見て、人は笑うことを覚えるのですか?」

正二(何という事だ…アンジェリーナにそっくりじゃないか!だが別人だ)

フランシーヌ人形ですよね!?(°д°)
ほんとに日本へ来てたんだ!

「知っていますか?才賀アンジェリーナという人間を」
「貴様!何者だ!それにそのかすかな機械音!まさかお前…!」
「私は、その者に会うためにここに来ました。私は、フランシーヌのオートマータ」
「なに!?ではお前が真夜中のサーカスの団長か!我が妻に何用ぞ!?」
「私は、才賀アンジェリーナにこの身を分解してもらう為に来たのです」
「なっ……」

ひとまず正二は、フランシーヌ人形の力を人間以下にするための微調整します。

「お前を作った者は凄い技術の持ち主だな…」
「はい。でも造物主様は、わたくしを一緒に連れて行ってはくれなかった」

いくら似せてもフランシーヌとは違うから…。

『わたくしが笑えないのがお気に召さないのなら、わたくしは笑うことを学びます。だからわたくしを捨てないで…どうか捨てないで……』

しかしどれだけ旅をしても、時が経っても、笑う方法は分かりませんでした。
あとは影武者が言っていた通り。

フランシーヌ人形「破壊したしろがねが使う人形の部品に名があったので。その者に会えばもしや、と」

アンジェリーナのお守りがフランシーヌ人形に救いの手を差し伸べたんですね。

正二(私はフランシーヌ人形をアンジェリーナに会わせることにした。ゾナハ病に苦しんだものだけが正当な裁きを下せると思ったからだ。だが私は、本当にこの人形は悪いものなのだろうか?と思い始めていた)

 フランシーヌとフランシーヌ人形のつながり!エレオノール誕生!

「本当に私にソックリなのね!」

双子みたいですね!

「お母さんが言ったとおり」
「どういうことだ?」
「お母さんには叔母さんが居たそうなの。でも当時の村ではひどい飢饉が続いて、おばさんは口減らしのために遠くへやられたって。その人の名がフランシーヌだと」

血縁者だったのか~!フランシーヌとアンジェリーナが似ていたのも納得ですね。

直後、アンジェリーナが苦しみだします。陣痛が始まったようです。

フランシーヌ人形「…アンジェリーナは何をしているのですか?病気ですか?」
ギイ「違う!彼女は子供を分娩するんだ!」

コントしてる場合じゃないぞ!(笑)

「ぶんべん?とは?」
「分娩ってのは――。ってなんでお前が隣にいるんだ!?」
「私もここに連れてこられて」
「おぞましい!…分娩とはな、お腹の中の子供を外に産み出すことだよ!」
「!?では、人間は人間を自分の体内で作り出すのですか?すごいですね…」
「そんなことも知らなかったのか!」

この時のフランシーヌ人形が人間のように見えたのは私の気のせいだろうか…。

逆子の赤ん坊を取り上げたのは、ギイと正二でした。しかし…

「どうした、泣かないぞ!」
(泣くことで赤ん坊は肺に空気を送り込める。泣かないということは、マズイ)

その時、フランシーヌ人形が赤子の背を叩いて泣かせることに成功します。
赤ちゃんが泣かない時の対処法、ですよね?よく知ってたな!

(こうしてこの世に生を受けたんだ。一人娘のエレオノールが)

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正二の実子がエレオノールだったとは!びっくりです!
出産には両親だけでなくギイやフランシーヌ人形も立ち会っていたんですね。
フランシーヌがルシールの叔母だったことも判明し、点と点が繋がってきました。
フランシーヌ人形は自滅願望を持ってますが、日本に来てから人間らしい感情が芽生えたような。

少し成長したエレオノールはギイと旅に出るんですよね。その時の2人は幸せそうに見えなかったけど…。

今まで謎だった貞義がジンとそっくりなのも判明し、嫌な予感が増すばかりです。既に養子だった彼が、実子のエレオノールを邪魔に思って何かしたのでは…。
そもそも貞義の始まりは本当にディーン・メーストルなのか?
貞義=ジンの可能性もあるのでは?
ジンが死ぬ前に何か自分に細工したのでは?とか思ってしまいます。
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