【からくりサーカス 16話 アニメ感想】正二とアンジェリーナの馴れ初め!まさか”しろがね”だったとは!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 父が莫大な遺産を残した理由と自分が何者なのかを知るため、仲町サーカスを後にした勝は父・才賀貞義の別荘跡を再び訪れる。そこで明かされたのは、才賀勝=才賀貞義であり、勝は貞義が蘇るための肉体に過ぎない、という事実だった。
  • 黒賀の里の人形使いに捕らえられた勝は、黒賀の村で目覚める。そこには既に亡くなったはずの祖父・正二がいて…!?
  • 今回は…アクアウイタエが溶け込んだ正二の血を飲んだ勝の脳に彼の記憶が流れ込んでくる。時は江戸時代、町医者をしていた正二は花魁・遠野太夫と出会う…。

【からくりサーカス 15話 アニメ感想】才賀貞義の陰謀!勝は乗っ取られてしまうのか!?正二おじいちゃん生きてた!

2019.02.01

【からくりサーカス 16話 アニメ感想】出会い

 祖父・正二の過去へ

目の前の勝が貞義だと誤解したまま、正二は話を進めます。

「お前に尋ねたいことがある。ひとつは…柔らかい石は見つかったのか貞義?」
「や、柔らかい石って何?知らないよ僕!」
「そう言うと思った。自分の記憶と心を他人にダウンロードすることで人から人へと永遠に生き続ける身となったお前でも、柔らかい石は死ぬほど欲しかったのだろう?」

彼の口から「柔らかい石」が出るとは!Σ(゚д゚lll)

「これからその在り処を教えてやろう。私の体験とともに――。思えばただ殺そうとしたのは間違いだった。お前は自分のしたことを知って殺されるべきなのだ。そしてその瞬間にこそ、二番目の質問をしよう。貞義、お前は今どんな気持ちだと」
「な、なにそれ!?」
「私の血だ。その血には私の記憶が溶け込んでいる」

正二もしろがねだったのか!(´・ω・`;)

(あぁ、僕の中におじいちゃんの記憶が……押し寄せてくる……僕は―――)

無理やり飲まされました!

風景や町民の格好を見るに、江戸時代ですね?

《僕は、長崎で一番の道場で町医者として働いていた》

日々急患の対応に追われて忙しそうです。

《僕に医術を教えてくれたのはバイ・イン先生》

ここでバイも出てくるの!?( ̄▽ ̄;)

二人の出会いは、正二が子供の頃にさかのぼります。

《僕は先生の弟子になった。先生は医術だけでなく、色々な事を教えてくれた。先生のおかげで僕の目の前に新しい世界が開けていった》

『うわっ!人形…出来とらんとですか?』
『これは私の夢だった…私のな』
『作らんとですか?』

エレオノールが持っていたあるるかんでは?

『もう一度作ってみるか…一緒に…』

あるるかんはこうして完成したんですね。

『白銀(バイ・イン)、これが私の名だ』
『へ~っ!先生の名前は――日本ではこがん読むとです!』
『しろがね…。しろがねか』

バイが気に入ったという呼び名。
名付け親は正二でしたか…(´・ω・`)

 とある花魁との出会い

「お邪魔しんす」

とある日、遊郭の主人(客?)を診察した正二は薬を調合するのですが、それに異を唱える者がいました。

名を遠野太夫と言います。
CV:林原さんがまた増えたぞ!Σ(´∀`;)

「私なら、もっとマシな薬を調合出来るでござんすが」
「そんな言いようはねぇだろ。先生にもメンツってもんが…」
「人を助けるのにメンツなど必要ありんすか?ねぇ先生?」
「うーん…確かに(なんじゃこの女は!?)」

それだけ言うと太夫は去って行きました。

「何者ですか?医学の知識といい、只者ではありませんね」
「…先生とは長い付き合いだし、口が堅いのも分かってる。太夫のこと、巷では妖太夫と呼ぶ。なんでか分かるかい?」
「さぁ…?」
「妖太夫は異人。名をアンジェリーナという」

は!?(°д°)

話によると、一年ほど前、遊び帰りの夜道で発作に襲われた主人を助けたのが彼女だったそうです。

「もうだめだと思った時…。まるで天女のようだった。そしてわしは彼女に助けられた。だが驚いたのはそのあとだ。自分から遊女になりたいと言い出した」
「!?」

一体どういう事だ…何が起こってるんだ…(混乱

アンジェリーナ(この国にたどり着いてからもう1年。一体どれほどの国を巡ったことか。あの日以来、私は…)

ルシール『さぁ、お前はどこへなりとお行き、アンジェリーナ!これを持ってお行き』
アンジェリーナ『アクアウイタエ…?』
ルシール『それを誰かに飲んでもらうといい。永劫の時をずっと一緒にいてくれるような男に。しろがねはその長い人生全てを使ってオートマータを破壊している。でももしその時間を別のことに使えるのならこの呪われた体も何か意味があるのかもしれない』
アンジェリーナ『なんのことですか!?私にどうしろとおっしゃるのですか!?先生!―――お母さん!!』

アンジェリーナは薬と人形一体を持たされ、追放されます。

(あの日から、私に生きるアテは無くなった。しろがねがその目的から離れ、どうして生きていかれよう)

酷い…と思ったけどルシールは娘をしろがねの使命から開放したがってるようにも見えました。

「待ちなんし。主さ、昔あちきと会うた事がないでござんすか?」
「え…?無いな。見ての通り貧乏医者だ。遊女とは縁が無い」
「そうでやすか。でもこちらへ来ておくんなんし」
「なんでだ。私は帰るのだ」
「長崎市の名医があちきのような者がお怖いざんすか?」
「~~~~えぇい!少しだけぞ!」
「ふふ」

アンジェリーナの挑発に乗る正二おじいちゃんでした。若いな(笑)

(この男に興味があったわけではない。私は全てのことに興味を失いなんの希望も持たなかった。いっそしのうにも不死の体ではそれもできない。私はただひとりで長い闇を歩いていくしかないのだ。ひとりで)
『助けて』
(ひとりで)
『助けて!』
(ひとりで…)
『誰か助けてよ!!』

心は悲鳴を上げていました…。

「――お前の笑顔が気になるな」
「え」
「綺麗すぎるのだよ。まるで気を掘ってこしらえた人形のようだ」
「!!!(そう、私はオートマータを壊す人形だったんだもの。その目的もなくなって死なない体を引きずった一人ぼっちの私が、人間なわけないじゃない…!それをなによこの男は!?何も知らないくせに!)お待ちなんし!ひとつ聞きたいことがありんす」
「なんだ?」
「もしあなた様が永久に死なぬ身なら何をなさるでありんすか!?」

今まで何人もの男に同じ質問をしました。でもロクに答えられる者はおらず…。

(どうせこの男も…)
「死なぬ身ねぇ。良かなぁ」

「したらわしは、女子に惚れるこつができるな。永久に、たった一人の女子に惚れ抜くこつが!」

 アンジェリーナの希望

「火事ばーい!太夫、先生、はよぅ逃げなっせ!無理心中ば図ったお侍が花魁を人質に取って火を付けたとです!」

逃げる人混みに逆らい、正二は現場へ急行します。

侍「貴様!何モンか!」
正二「医者たい!悪かとか!」
侍「医者ん出る幕じゃなか!引っ込んどらんかぁ!」
正二「ぐっ!」

「遠野太夫!?」

丸腰の正治が追い詰められる中、窮地を救ったのはアンジェリーナとあるるかんでした!

「お前これは…この人形が何故…!?これは私が幼い頃バイ・イン先生と作った人形じゃ!」
「え!?」

直後、アンジェリーナの血に溶けたバイの記憶がよみがえります。
どこかで会ったような気がしていたのは、そのせいだったんですね。

「あなたは正二!しろがねの名をくれた子!?」
「なぜそれを!」

時系列的だと、正治とバイの出会い→バイがフランスのキュベロンへ→アンジェリーナしろがね化→アンジェリーナ日本へ、という事かな?

「これじゃ先に行けんか…」
「あるるかんでも行けないかも…」

気絶した侍と花魁を抱えて脱出を図りますが、火に包まれて退路が見つかりません。

「諦めたらおしまいばい。前に向かう道は必ずあるけん!」
「(前に向かう道…私はずっと道を探していた。いや、いつしか探すことを諦めていた。でも今わたしはこのおとこにあった。この男は今まで会ったどんな男とも違う!)あるるかん!私が道を作ります。30数えたら走り抜けてください!」
「30って!そぎゃん炎の中におったら死ぬばい!?やめんか!」
(でも私は死なないの。そしてあなたは私が化物に見える。怖くなる。それでおしまい。たとえあなたにどんな感情を持ったとしても無駄)

(それでも構わない。私は貴方に、絶対に死んで欲しくないんだもの…!)

正二を救出したアンジェリーナは、そのままあるるかんと共に姿を消しました。

正二とアンジェリーナの告白

(忘れよう。あの人はきっと炎の中で無事な私を見て怪物だと思った。アクアウイタエを飲んでくれる人なんて、いるわけがない…)

海辺の洞窟に隠れていたアンジェリーナですが、近づいてくる足音に気づきます。

「どうしてここが…!?」
「中山さんに聞いたんや…そんなことよりコラァ!風邪引くじゃろが!!!」

羽織を持って現れたのは正二でした。
イケメンだ…炎で無傷だった人に風邪の心配をする所とかね。素の良さがにじみ出てます。

正二「私はこれといって大したことのない男じゃ。30過ぎても男やもめだし」

こんなに男前で優しいのに何でだよ…←

「しかしなぁ、話を聞いて一緒に怒ったり泣いたりはできるぞ」
「っ!」
「どうだ?吐き出したいことがあるなら喋ってみぬか?」
(だめ…そんな言葉私の言葉があふれてしまう。溢れてしまったらまた手を振り払われる。きっと突き放される。ダメよアンジェリーナ、心を開いては…!)

しかし長いあいだ孤独に耐えていた彼女は我慢の限界を超えていました。

勝《僕は聞いた。アンジェリーナの過去の全てを。それは想像を絶するものだった》

「もう誰にもこの薬を飲んでもらわなくていい。呪われた身は私だけでいいもの…」
「……」
(ほら、全部話しちゃった。おバカさんねアンジェリーナ。あとは男の恐怖の顔。そして拒絶…)
「母上はお前をとても大切に思ってらしたのだなぁ」
「!? 母は私をっ…」
「母上はお前を重い責任から解き放つために、わざと辛く当たったのじゃ。不死の娘を逃がしてやる親が唯一してやれるのは同じ時を歩く連れ合いを作ってやること。だが本当にその子を慈しんでくれる者はその子自身で見つけねばならぬ。だから母上はその見込みにかけてお前にその薬を渡したのじゃ」
「っ……お母さん…!」

正二の理解力が凄いです。同時にアンジェリーナの心も救うなんて…。
ルシール義母さんがこの場にいたらきっと祝福してくれたに違いない。

「分かったか?分かったら行こうか」
「え?どこにっ」
「お前の道と俺の道。二つの道は同じじゃ」

いつの間にか正二が持っていたアクアウイタエの瓶は既に空になっていました。
ここでしろがねになったんですね…。愛する人のために…格好いいな~!

「そんな…私と一緒に行ってくれるの?私が恐ろしくないの!?私は…!」
「あのなぁ。長崎の男は強引なんじゃ」

「今になって言うのもなんじゃがな。一目惚れたい!」

大胆な告白キタ――(゚∀゚)――!!

「あなたは歩いてくれるのですか…?私と一緒に永劫の時を…」
「おうともよ!永劫って時が終わってもずーっとな!」
「あちきは…そんな主さんの笑顔がいっちん好き!」

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視聴者全員が正二おじいちゃんの女になりました(*´д`*)←
アンジェリーナふつくしすぎる!
まさかこういう形で絡んでくるとは…。突然のルシールで感極まるし(´;ω;`)

イン兄弟とフランシーヌの結末が悲劇だっただけにね。
珍しくハッピーエンドだ!と思ったけどこのあと二人の子の貞義が出てくる?
嫌な予感です。
彼が実子ではないと受け取れるシーンもあったし、次回そのへんが明かされるといいですね。

貞義登場で事態が大きく動きそう(´・ω・`)
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