内容をカンタンに説明すると…
- ド明治時代を舞台とした恋愛作品。通称『めいこい』。2013年9月26日にPlayStation Portable用女性向け恋愛アドベンチャーゲームとして発売された。
- 2015年4月23日に続編の『明治東亰恋伽 トワヰライト・キス』が発売され、2016年8月25日にPlayStation Vita版『明治東亰恋伽 Full Moon』が発売された。
- 今回は…綾月芽衣は物の怪を見ることができる能力を持っていることでいつも孤独に過ごしていた。ある時道化師の集まりで使命をされたことで現代から消されてしまい…。着いた先は馬車などが走っている時代の風景だった。
【明治東亰恋伽 1話】ストロベリームーンは突然に【アニメ感想】
お化けが見えるんです
(私も以前はあんなふうによく笑ってた)
一人ヘッドホン付けながら歩く女子高生。
前を歩く女子グループの和気あいあいとした姿を見ながら思うことがありました。
小さい頃は元気だった芽衣。誕生日会では大好きなローストビーフにかぶりついています。そこまではよかったのですが…。
『ケーキも好きだけど牛肉はもっと好き、あなたは?へーそうなの?』
『めいちゃん誰と話してるの?』
お化けが見える、お化けの声が聞こえる…。
噂は広まり芽衣は孤独に過ごすようになっていったのです。
(知らなかった。皆には聞こえてないなんて)
お祭り会場に足を踏み入れた芽衣。
「さぁさぁ皆様!月の灯も怪しく揺れる今宵ストロベリームーンナイト。不思議な世界にあなたを誘う西洋奇術博士が送る大奇術ショー!
ごらんいただくこの箱は入れたものはすべてこの世から消してしまうという摩訶不思議な箱にございます。
象であろうが戦車であろうがたちまち消してご覧にいれましょう。もちろんここではない、どこかへ行きたいあなたもぜひ。
さぁどなたかこの箱にはいってみようと言う方はいませんか?
では…そこのお嬢さん、いかがです?」
この奇術師押しが強い…。引き下がれない状態に。
「このお嬢さんを私が3つ数える間に見事この世から消し去ってごらんにいれましょう」
この世!?死んでしまうじゃないですか!?
「3・2・1」
さてどこに消えたのか…。
芽衣、ものすごく道端のどこかに倒れてますが(汗)箱どこへ?奇術師どこへ?
スマホも切れてしまいます。馬車に轢かれそうになり、ミラクル回避。反射神経すごい。
馬車からでてきた赤髪白服の紳士。
「大丈夫か?」
キラキラしてる美形。おもわずときめく芽衣さん。これからキラキライケメン出るたびに芽衣は頬を染めることとなります。
「怪我はないようですね」
新たな金髪の美形が反対側から出てきました。
「それにしても実に合理的な服装だ」
制服に興味津々な赤髪紳士。とても親切にしてくれます。
「一人で帰れますから…あれ?私の家ってどこだっけ?それよりここはどこ…?わからない、あれどうしちゃったんだろ?」
「よかったら一緒に来ないかい?。僕の名前は森林太郎、軍医をやっている」
もうひとりの金髪の青年は
「菱田春草」
「春草は美術学生で日本の美術界を背負って立つ男だ。お嬢さん、お名前は?」
「私の名前は…」
『芽衣。綾月芽衣』
脳内に奇術師の声が。
「綾月芽衣です」
馬車から見える風景は現代と違います。
「間もなく到着だ」
イケメンいっぱい
中ではダンス会が。井上馨主催でロシアの皇太子ニコライ二世が来日?どんなすごいパーティなんですか。
「あのここって…」
「鹿鳴館」
女子高生の服装ははしたないと見えてしまう場所。貴族の方々は西洋の広がったロングスカートですね。
「さぁ小リスちゃん存分に楽しみなさい」
(なんで小リス?)
給仕係が横を通り過ぎていきます。
「これ、ローストビーフの匂い」
芽衣は匂いに勝てずに給仕の後ろをついていきます。
踊る人を避けたところ給仕に突撃してしまい皿が飛んでいきました。受け取ったのは肩にうさぎを乗せた青年。
「誰が触ったかわからない皿が僕の手に!」
再び宙を舞う皿。次に受け取ったのは軽い身のこなしのスラッとしたイケメン。
「ったく鏡花ちゃんの潔癖症にも困ったもんだな」
「川上…ってか鏡花ちゃんって言うな」
鏡花の肩に乗ってるうさぎが気になる芽衣。
「さてはお前モノノケでも見たんじゃねーか?」
川上には見えてない様子?
「モノノケ?」
反応しまくるメガネ紳士登場。
「申し遅れましたわたくし、東亰帝国大学文化大学英文学講師ラフカディオ・ハーン、日本名ではこういう風に申します。」
「小泉八雲、あの耳なし芳一の、ですか?」
「なんと!私のことをご存知で?」
「へぇ、日本民族研究家。俺は川上音二郎、よろしくな」
「存じておりますよ、新進気鋭の役者さんですよね」
音二郎と八雲ががっちり握手。
その時すっとローストビーフの皿の前に行き、食べ始めた者が。あの奇術師でした。
芽衣は慌てて駆け寄ります。
「探してたんだよさっきからずっと、今宵はここでパーティが開かれているからね。
もしかしたら迷い込んでるんじゃないかな~と思って。いや~楽しんでるようでよかった。食べるでしょ?」
「はい♪」
芽衣、ほんとローストビーフ好きすぎ…。
「飛ばしたという方が正解かもしれない。現代の東京から明治の東京にね。つまりタイムスリップしたのさ君は。
記憶が曖昧なのはタイムスリップにつきもののアクシデントと言うわけ」
パチンと指を鳴らすと真っ暗に。
「おっとこれは大変だ。停電じゃないか」
奇術師は消え、現れたのはキツネ
そして多分人には見えていなですね。ボールのように飛んでいきます。
そのキツネに剣の切っ先を向けるものが
「化け狐が…!」
「ダメ!」
キツネを守る芽衣。
「貴様、たまよりか。見えるのか、モノノケが」
「答えろ娘、何者だ」
「あまり手荒な真似はしないでいただきたい、警視庁妖邏課の藤田警部補」
庇ったのは森林太郎。
「なんの真似だ、陸軍一等軍医。いや、森鴎外殿」
(森…鴎外?)
「その娘に少々疑いがある」
「そんなに睨まないでくれたまえ、僕の婚約者に」
いきなり婚約者扱い!?これは偽装してくれたのでしょうか。
鴎外は顔を近づけていいます。
「おまえは僕のものだ」
みんな、キラキラしてましたし芽衣ちゃん全員に頬染めてらっしゃいましたが
圧倒的リードをしたのは森鴎外さんですね。
これは明治時代の勉強にもなっていいなぁ(近代史苦手だったもんで…)
作画が美麗だったのでこのまま2話以降も見たいですね。
乙女ゲーム原作なもんで声優陣も豪華ですね~~。
奇術師さんが一番曲者ですね、何者なんでしょうか…。