【やがて君になる 13話 アニメ感想】燈子と侑は新たな終着点へ向かう!2期ないと困りますよ!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 演劇合宿が終わったその日、侑は燈子を自宅に招いた。生徒会OBに「姉の澪と全く似ていない」と指摘された事を打ち明ける燈子。
  • 侑は自分が嫌いだと言った燈子を変えたいと願う。こよみに相談した結果、生徒会劇の結末を変えることになるのだが…。
  • 今回は…生徒会劇が終わったらどうすればいいのか…。姉の代わりになろうとしてきた燈子は自分を見失っていた。そんな中、侑から水族館に行こうとお誘いがあって…。

【やがて君になる 12話 アニメ感想】侑の手が星に届いた!?燈子はどこまで残酷なんだ…!

2018.12.22
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【やがて君になる 13話(最終回)アニメ感想】終着駅まで/灯台

 2組のお客さん

「宿題?」
「いえ」
「あぁ、生徒会劇か。ゆっくりしていってね」

侑とこよみはいつもの喫茶店にやってきました。生徒会劇の打ち合わせをするようです。

「とりあえず、大体が決まったら一旦私が書いてみるから。それで細かい辻褄もう一度合わせよっか」
「大変じゃない?」
「それで面白くなるなら手間は惜しまない。大変だとも思わないし」

こよみの熱意がすごいんですよね。
将来売れっ子作家になりそう。

「ただ、多分だけどさ。これ…侑のセリフすごく増えると思う。大丈夫?」
「言いだしたのは私だもん!やるよ!」

侑の役って確か看護師でしたよね?
記憶喪失の少女に新しい選択肢を示す役割を担うのかな、と思ったり。

(新しい台本を読んだら七海先輩はなんて言うだろう?先輩に会いたい…ような気がする。でも私からなんて…)
「侑」
「なに?」
「後ひとつお願いがあるんだけど」
「うん」
「タイトル、侑も考えてくれないかな?書いてれば何か思いつくと思ったんだけど、なかなか難しくて…」

仮題”生徒会劇”のままでした。

「そっか…。うん、わかった。思いつくか分からないけど考えてみる」

その日の夕方、燈子と沙弥香も来店します。

「お盆の間里帰りしてたんでしょう?」
「うん」
「どうだった?」
「特に何もないよ」

何気ない会話です。

「おじいちゃんの家でボーッとして、お墓参りして…」
「お姉さんのお墓?」
「うん…」
「…ねぇ」
「なに?」
「お姉さんって、どんな人だったの?」

沙弥香は自然に尋ねます。が、その実緊張してました。

「…」
「…話したくなかったらいいけど」
「――私が話せるのは、私から見た姉だけだよ。それが本当かは分からない…」
「でも、それも間違いじゃない。燈子が見ていたお姉さんもお姉さんの一部に違いないと思うわ。燈子にとってどんな人だったのか、聞かせて?」
「うん」

 燈子の終着駅は…

「じゃあまた学校で」

喫茶店を出た燈子と沙弥香は、反対方向に別れます。

燈子の背中を見つめる沙弥香。思わず手を伸ばしますが、届く事はありませんでした。

燈子(しっかりしろ。最後までお姉ちゃんを演じ切らないといけないんだから。ここで迷ったり立ち止まったりできない)

(だけど劇が終わったら?そうしたら私はどこに行ける?どこに…)

侑も心配していた事が現実になってきましたね…(´・ω・`)

姉が最後にやり残した劇の日、 燈子にとっての終着点が近づいていました。

(こんな時、侑に会いたくなる。不安な時、大丈夫って言って欲しい時。侑は甘えていいって言ってくれたけど…)
『どこか遊びに行きませんか』
「へっ?ゆ、侑から!?」

ナイスタイミングですね!
侑も喫茶店のあの時から、誘おうか迷ってたんだろうな…( ̄▽ ̄;)

 『会いたいな』

と、燈子のメッセージ。
すぐに既読マークが付きました。

嬉しそうな燈子が可愛すぎるよ!!(*´`)

 水族館デートだ!

翌日、水族館に2人の姿がありました。

「イルカショーが1時からでその後3時からペンギンのお散歩だって!」
「へ~」
「それから…」
「張り切ってますね。先輩も水族館好きです?」
「でもちょっとびっくりした。侑から誘ってくれるなんて思わなかったから…」
「暇だし遊びに行きたかったんだけど、みんな忙しそうで」
「!」

燈子に会いたかった、という本心をうまく隠しましたね…( ̄∀ ̄)

「あ、前の方結構空いてますよ。あそことか。ガラガラですね」
「でもなんでだろう?」
『前方のお席は水しぶきがかかります。全身ずぶ濡れになってしまいますので覚悟の上でお座りください』
「「あー…」」

イルカショーあるあるですね。

(ずぶ濡れ…いやでも先輩はそういうの行くタイプじゃないよねー…)

なんて思いつつ隣を見やると、燈子が目を輝かせていました。
濡れる気満々じゃないか!(笑)

「全身ずぶ濡れは流石に大げさですよねー」
「だよねー!流石に」

念のため100円のポンチョを購入。
安いですね。普通300円とか500円とか取られますが(笑)

イルカショーを満喫する二人。
ポンチョでも防水しきれずビチョビチョになりましたが、とても楽しそうでした。

守りたい、この笑顔…!(*´∀`*)

「靴とか大丈夫でした?私結構濡れちゃって」
「…また来たいなぁ」
「まだ半分くらいしか回ってないですよ」
「そうだけど!またここにも来たいし、ほかの水族館にも行きたいし、動物園とか映画とか。あとなんだろう、山登りにも行きたい!」
「なんで山?」
「山じゃなくてもいいけど、なんかアウトドア的な!」

燈子は侑と一緒ならどこでも楽しいんでしょうね。

「侑と行きたい!侑が好き…!」

相変わらず大胆な燈子。

見た目には分からないけど、侑も内心ドキドキしてるはず…。

「―――先輩って、よくそんなサラッと”好き”とか言えますよね。普通もうちょっと照れたりしません?よく分かんないですけど」
「そうかな?うーん…」

「好きって言うと安心するんだよ」
「好きって言うのがですか?言って相手が受け入れてくれるのが安心、なら分かる気がしますけど」
「自分が誰かを好きになれるっていうことに安心するんだと思う。お姉ちゃんが誰かを好きになったところ、見たことないからかもね」
「そうなんですか…」
「本当に好きな人がいたことないのか、わたしが知らなかっただけなのかは分からないけど…。私の他が全部偽物でも、侑のこと好きな部分は私だって言い切れる。だから安心、かな」

笑顔の燈子ですが、どこか痛々しいです。

それを見て侑の顔は一瞬引き攣ります。悲しそうにも見える…。

(お姉さんみたいになりたいくせに、自分を確認して安心するなんて)
「矛盾してるって自分でも思うけどね」
「…矛盾、しててもいいんじゃないですか。別に」

侑はどんな燈子もありのままに受け入れるんですよね。
当然、「侑が好きな燈子」も。

燈子が嬉しそうな顔をしたのは、「好き」をただ受け止めて貰えたから、かな…?

 君しか知らない

ペンギンイベントまでの合間に劇の練習をすることにしました。

「”失礼し…あぁっ!目が覚めたんですね!すぐに先生を呼んできます!”」
「………」

燈子の恥ずかしい気持ち、よく分かります(笑)
侑は度胸がありますね!

周りに誰もいないことを確認して、練習を再開。

「”何も思い出せない。自分がどんな人間だったのか、何も…”」
「”大丈夫ですか!?”」
「”看護師さん、私は怖いんです!自分が分からないのが!私はどんな人間だったんですか?”」
「わかりません」
「っ!そんなセリフあった?」
「即興劇。こよみがもう少し台本を直したいみたいだから、そのヒントでも探せればと思って。分かりません」
「わ、分からないって。どうすればいいんですか!?」
「”そうですね。お見舞いに来ている人からあなたの話を聞くのがいいんじゃないですか?”」
「”私の話を?”」
「”でも、人によってあなたの印象はバラバラかもしれない。いろんな人から聞いた自分の中から、一人を選ばなくちゃいけなくなるかもしれない”」
「”そうなったら、誰を選べば?”」
「選ぶ必要が…あるんでしょうか?」
「え…?」
「私は、ここに来てからのあなたしか知らない。でもあなたのクセを知っている。あなたの好きな小説も、あなたの好きな花の色も。知らないんです。あなたしか…!」
「―――”私は誰かを選ばなきゃいけない。だって私には記憶がないのだから。私には何もないのだから”」
「”…そうですか”」
「”はい…”」
(でも)

ペンギンショーの時間になり、人が集まってきたところで劇の練習は終わりました。

「行きましょう!」

先に歩いていく侑に 燈子は手を伸ばします。
Aパートの沙弥香とダブりますね…。

「七海先輩!」

それからまた水族館を回って、おみやげコーナーを覗いたり。楽しそう(*´∀`*)

侑に手を引かれてアーチ水槽を進みます。

《このまま終わらなければいいのに》

帰りの電車。侑は演劇のタイトル案をこよみに送りました。

”君しか知らない”

「ん…」
「寝てて大丈夫ですよ。起こしますから」
「そんなのもったいない…!昨日あんまり寝れなかったんだよね、楽しみで…」
「子供じゃないんだから」
「―――」

再び侑にもたれかかるようにして眠る燈子。

(このまま、起こさないのも悪くなさそうだけど)

電車が止まりました。侑は燈子の手を優しく取って…。

「先輩。そろそろ、乗り換えですよ――」

燈子の心の終着点も一緒に。
侑が新しい終着点まで導いてくれた様な気がしました。

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いや~、綺麗な最終回でした!でもここで終わるのか~(T▽T)
「演劇を見たかったな」という気持ちもやっぱりあります。

続きは原作漫画で、という事なのね( ̄▽ ̄;)
こんだけ魅せられたら読まずにはいられないでしょ!本屋直行ですわ!

侑は終始格好よかった印象だな~。
燈子の最大の理解者であり、本当の意味で導けるのは彼女だけなんじゃないかなって思いました!(沙弥香に殺られるぞ

特徴的なストーリーではなかったですが、それが欠点というわけでもなく、繊細な心理描写に美しい映像に、見れば見るほど奥の深いアニメでした。
この期の展開も気になるので2期全力待機してます!
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