内容をカンタンに説明すると…
- アバドンへ到着したジャックと誠は衝撃の事実を劉から知らされることとなる。その頃意識体の中でサラとブラントが対話をしていた。
- サラの能力はもっと強大であることを知らされる。そして世界ではついにARゴーグルが発売されることに…。
- 今回は…ブラントがシミュラクラとしてある施設で蘇っていた。コラボレーターズすらも利用した彼の計画は最終段階へ進み始めていた。
【INGRESS THE ANIMATION 10話】Destroy – Create – Answer【アニメ感想】
あなたもシミュラクラ?
「時は来た。さぁ始めようか」
ある施設の中に棺が。そこにブラントが眠っていました。
ダークXMにより複製が作られます。
今までの出来事を確認させるデータ(?)が上部に表示されます。
全てを理解した様子のブラント。
誠たちを襲っていた者達のゴーグルに何か操作が効いたようでバタバタ倒れます。
脱出した誠達が振り返るとそこには施設全体がダークXMに覆われ、何か情報を吸い取られる兵隊たちが。
「肉体は我々の前進を阻む足かせに過ぎない。それを捨てることでようやく人類は次の一歩を踏み出す。
今こそ開こう。真実の世界へ至る道を」
BGMは蛍の光がアレンジされたものでした…なんとも物悲しい…。
世界のダークXMの光はどこかへ集まっていきます。
上層部のところにいた警備のゴーグルにも操作が入り上層部の面々は撃ち殺されてしまいました。
「まずいこのままダークXMが広がり続けたら…」
「これもコラボレーターズの計画なのか?」
「コラボレーターズじゃない。クリストファーブラント、彼よ」
事情を説明するサラ。ブラントもシミュラクラであるという事実に衝撃を受けるジャック。
そんなジャックに、ブラントから電話が…。
ブラントの計画
「久しぶりだな、友よ
よりよい世界を作り出すという約束を覚えているか、全ては順調に進んでいるよ。
コラボレーターズの計画を利用しダークXMを拡散した。やつらの計画を潰し私の望みを果たすために」
「何を言っている。世界をどうするつもりだ?」
「私の意志は変わっていない。これが私と君の願いを叶える唯一の方法だ」
「俺の願い?俺の呪われた体のことを言っているのか?」
「呪いではない祝福だよ。以前は記憶の保持に問題があったがそれも解決済みだ。君の記憶も戻すことができるだろう」
「もう遅い、俺の肉体は既に破壊された」
「違うな、彼らは何もわかっていない愚か者だよ。シミュラクラの本体はシミュラクラが存在する限り破壊できないのだ」
ジャックの計画に必要な最後のピースはサラ。
ヘリコプターが自動操作で降りてきます。目的地までセットされてるようです。
「どんなやばい状況でも三人なら乗り越えられたろ?この先もきっと」
まだ残っていた劉の手先(飛行機や新幹線で出会った奴らですね)に狙撃されます。
「先にいけ!ここからはお前がサラを守れ!…何、すぐ追いつくさ」
ジャックは一人残ったのです…。
街はARゴーグル使用者の錯乱によって混乱していた。
うずまくダークXM
たどり着いたサラと誠
「来たか、センシティブ達よ」
「ブラント、あなたの目的は一体…」
「人類を次の段階に導くことだ。私は科学者として世界をよりよい方向に導くため生涯を捧げてきた。だがこの世界はあまりにも醜く歪んでいた。権力者は腐敗し自らの利益を貪り続ける。人々の心は脆弱で彼らに言いように操られる。やがて訪れる決定的な破滅に向かって。だが私には道が見えたのだ。
魂は肉体を超えて存在するある種の情報システムだ。ポータルはそれを転送するネットワークとしても機能する。
進化ではなく前進。進化ではもう遅いのだ。それでは世界に与える歪みが大きすぎる。もう我々は次の段階にシフトするべきなのだ」
「何を…言っているの」
「人類の最上の部分だけを残すのだよ、そのためにサラ、君の力が必要だ。君の力の真髄はXMに含まれる信号を増幅し時には打ち消すことも。
人の意識のXM化。すなわち肉体からの開放。私はそれを実現するに至った。肉体は滅びても精神はもう一つの世界で生き続ける。そこに永遠の楽土を築く。
それが滅びに向かう人類を救う唯一の術だ」
4年前ジャックがシミュラクラとなったときからこの計画は発動されたようです。
ヒューロン研究所の爆発はサラの能力を目覚めさせるため。
ここまでの道のりは全てそうなるであろうとジャックが信じていたもの?
誠はここまでの旅は肉体があったからこその経験だと言い切りました。
サラも同じ意見のようです。
「それが君たちの答えか。君たちになら理解してもらえると思ったのだが…すまないが協力を強いる事になる」
扉が閉められダークXMが大量に噴出
「君たちの感情を書き換えさせてもらう」
サラが最大の力を出して抵抗します。
シミュラクラの肉体は瞬時にダークXMを放出することで爆発的な力を発揮する…というブラントの言葉を思い出すサラ。
サラは決意したように誠に抱きつきます。
「さよなら誠、私達全員がそれぞれの役目を果たす」
扉に向けて力を放出したサラは消えてしまいました。扉を飛ばし、ブラントを消し去って。
彼女との思い出が走馬灯のように蘇ります。
ブラントさんです!
計画開始がジャックの複製作りの時期からということなので彼の死はブラントにかなり影響を与えていたというのは間違い無さそうです。
が、彼すらも捨て駒?サラが最終的に大事なんですね。
ブラントの計画は実際問題幸せになれるんでしょうかね?
面倒なことはしたくない自分には向いているのでは?とか個人的に思ってみたりしていますが(笑)