【ガイコツ書店員 本田さん 6話 アニメ感想】ケンドウさん元所属の流通課には敏腕魔術師係長(CV:中尾隆聖)が!アニメ化、映画化、舞台化フェア特典戦争勃発!

内容をカンタンに説明すると…

  • 日々お問い合わせに対応する本田さん達。漫画家さんのつぶやきは絶大な影響力を持つ。健全なエロ本と健全ではないエロ本の違いとは…。
  • 漫画のエロ問題は一筋縄ではいかない。有害図書指定されてしまうものもあれば少年漫画枠でずっと続いてるなかなかのエロ漫画も。
  • 今回は…新しく流通課からケンドウさんがやってきた。魔術師係長という凄腕がいる流通課。アニメ化、映画化、舞台化で催されるフェアの嵐。実写化の特典ではありえないことが起こる。

【ガイコツ書店員 本田さん 5話 アニメ感想】ジャパニーズエロティックゲイ漫画をお求めですか!?良いエロと悪いエロの違いとは?

2018.11.05

【ガイコツ書店員 本田さん 6話】秘められし力を持つ者/ぼくらのフェア戦争【アニメ感想】

爽やかで力持ち!

(ここはコミック売り場、あらゆるモラルが崩壊した戦場。
そこへ何を間違えたか全く部署の違う若人が移動してきてしまった)

「今日から宜しくおねがいします、ケンドウです。僕、流通課にいたので売り場のこと全然知らないんですが皆さんどうぞ厳しくご指導ください」

(優しげなボイス、穏やかな物腰に常に添えられたスマイル)

(((やべ…コミック売り場の全女子より上品っぽいわ)))

女性陣…おいおい…

(ケンドウさんのいた流通課といえばその業務内容の多くを占めるのが圧倒的重労働である)

昔のピラミッド作ってたときのような画像が出てきましたよ。

(故に細身のケンドウさんもサラッとヘビーダンボールを持ち上げたりするのでその都度我々はぶったまげることになる)

「すごいですね!」
「いえいえそんな~役に立ててるみたいで嬉しいです」

「「「かっこいい……」」」

「メンズが射抜かれた!」

(そんなケンドウさんが居た流通課には生きた伝説と呼ばれる人物がいる。
その名も魔術師係長。通常書籍の発注は各売り場の担当が行うものだが)

「あ~お世話になります、ぽプッペ、ポプッピ、ポプペピピップみたいなやつ在庫ありますか?」

(世の中で不測事態が起こった時は魔術師係長の特殊召喚魔法)

「もしもし、ぼくです…本…ください」(CV:中尾隆聖さん)

(…が発動し!とんでもない速さでとんでもない量の本が売り場に届けられるのだ)

敏腕魔術師係長のお仕事ぶり

出勤してきた本田さん、積み上げられたダンボールを見て。

「なんだかすごいことになってますね…」

「ニュース見てない?ほらキ○ローでおなじみの大先生がさ…」

いろいろ配慮した目玉の親父のイラストが

「そういえば亡くなったんですよね…ってことはまさかこれ」
「うん、全部大先生の本」

「こんな短期間でよくぞここまで…」
「さすが魔術師係長だよね~常にあらゆる情報をチェックしてるんだろうなぁ」

(売り場の人間では到底なしえないその注文力はまさに魔法である。喜びや訃報で世の中が揺れてる時魔術師係長も密かに大忙しなのだ)

後日…

「店員さんこれ読んだことある?」
「いえお恥ずかしながら…」
「面白いよ~。テレビで訃報見てさ、ちょっとさみしくなっちゃったんだよ、僕と同い年くらいだからさ。子供向けの有名なやつも好きだけどこれがあるとは思わなかったなぁ」

ある日おじいさんがある一冊を手に取りとても喜んで買っていかれました。

(忙しい魔術師係長はご存知なのだろうか、こうして並べられた本を手にとったお客様がこんなにもいい顔になることを…)

注文品が破損してたのですが店頭には在庫はなく、でもシステムには在庫あり…
ということは…

山積みのダンボールの中のどこかにあるということで…。

「こんにちは、見廻りです」

魔術師係長キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

スタッフルームはとんでもない状態です。

「コミックっていつも楽しそうだよね」

いやぁ魔術師係長ゆったりとしてますね~~~。

「すいません箱開けるの手伝っていただけます?」
「は~い」

手伝ってくださるんですね(笑)

フェア戦争

「アニメ化!」
「映画化!」
「舞台化!」

「フェア提案多いな~…」

(フェアとは店や書店員や出版社が工夫してあれこれする楽しいやつである)

フェア会議とでももうしましょうか。

「とはいえ、フェアなんてやる意味あんのかね~、本と立地が良ければ置いとくだけである程度売れるんじゃね?」
「し~~~!」

「でも他の小売業のやり方は難しくないですか?本屋って」

本田さんが言うには八百屋さんのような「へいらっしゃい!」な感じや
化粧品店のような詰めてくるスタイルな接客はできないのでは?ということでした。

「怖い!」
「本屋で買い物中に店員に声かけられるとか想定してないし」

「メディアミックスばかりですか…」
「平気平気、特典つくだけだし。そんなすごいことにはならんでしょ余裕余裕」
(何故かこの時私達は謎の余裕に包まれていた…フェアが告知される瞬間までは…)

数日後…。

実写化で湧く珍客?問題客?

「すみません、入荷数は社外秘のためお答えできませ…え?こっそり教えてくれと?
駄目ですすみません。ただ数は少なくないので開店前にお並びいただくのはご遠慮願います。
特典だけほしい?お客様、なるほど!駄目です!」

本田さんが電話応対していました。

「欲望むき出しになってきた!」
「特典にキャストお写真が入るとねぇ…」

見守る他の店員二人。

「わかりましたなるべく指紋は点けないようにいたしますので…ご利用お待ちしておりま…」

ブチッ、電話切れましたね。

「電話怖いから帰りたいです」

フェアのリーダー、ランタン先輩が司令を出します。

「今回の特典配布は表紙封入にしてひと目で特典付きとわかるようにします。
表がイラスト、裏がキャスト写真のリバーシブルなのでイラストのほうが見えるようにしてください」

「写真見えなくて良いんですか?」

「目立って魅力的な特典だけを抜き取られるような事態は避けたい」

しおりにたいするクレーマーからの電話。
イラストの方だけ見て電話かけてきたみたいです。

「ひっくりかえしてみてください!」

リバーシブルに気づかないクレーマー多すぎですよ。

(私達はアイドルが主役で実写化なんていうのはめちゃくちゃ人の心を乱すということを学んだ)

フェアの準備は着々と。

ラノベ担当溶接マスクさんが本田さんのところへ。

「アメコミ映画のポスターとかこないんですか?」

「来ないんですよ、どうも権利の関係で難しいらしくて」

「なんだ…来たら閉店後に鑑賞しようと思ったのに」

(内部にファンが居た!)

閉店後…

「さて…では始めますか」

(フェアなんかやって意味あるの?という問は内外からある。だがこれぞ本屋の醍醐味というものなんだ。
私のフェアは芸がないのでポップを書くだけだが…準備の時間は割と楽しい)

(楽しんでんなぁと思ってもらえれば御の字である)

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魔術師係長、めちゃめちゃ怖い人かと思ったらめちゃ優しい!
しかも仕事できる!
ケンドウさんも仕事できる!爽やか!
流通課恐るべし…なんですが。
本屋のフェアの威力ってありますよ、私的には。
割と足止めちゃいますから。素通り率は減ってるような…。
行く度にフェア色々やってますよねその裏にはこういうやりとりや作成があったんですね。
今後はさらにフェアに注目してしまいそうです。
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