【ソードアート・オンライン3期 6話 アニメ感想】アリシゼーション計画の恐ろしい目的!アリスは人工知能だった!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 現実世界のキリトはジョニーブラックに襲撃され、脳に大きなダメージを負っていた。しかし菊岡の登場と時を同じくして病院から姿を消す。
  • キリトを探すべく神代凛子に接触したアスナ。後日、彼女の助手として海上施設オーシャン・タートルに乗り込み、菊岡をついに発見するのだった。
  • 今回は…キリトはオーシャン・タートルの中にいる…。菊岡が語ったキリトの必要性と「アリシぜーション計画」の恐ろしい全貌とは!?

【ソードアート・オンライン3期 5話 アニメ感想】現実世界のキリトが行方不明に!アスナと神代凛子は海上施設オーシャン・タートルへ!

2018.11.04

【ソードアート・オンライン3期 6話 アニメ感想】アリシゼーション計画

STLの可能性!人の魂のコピーと真の人工知能の違いとは?

ジョニーブラック襲撃により、キリトの脳は現代医学では治療不可能なダメージを負っていました。しかし、世界でもラースにのみ彼を治療できる技術がある、と菊岡は言います。

「STL――ソウルトランスレーターさ。STLで直接フラクトライトを活性化すれば、新たなニューラルネットワークの発生を促すことができる。時間はかかるがね。キリトくんは今、ここにしかないフルスペックSTLの中にいるよ。彼の治療体制派どんな大病院にも劣るものではない。専任の看護師さえいる」

アスナは菊岡の言葉を信じることにしました。というか、信じるしかないですよね…。(´-ω-`)

そもそもSTLとは、人の魂(フラクトライト)を解読し現実と全く同じクオリティの仮想世界にダイブさせる機械です。

「だがプロジェクトの目的については知らないだろう?」
「目的?」
「ボトムアップ型汎用人工知能の開発さ」

また難しい用語が出てきましたね( ̄▽ ̄;)

菊岡「人工知能の開発には2つのアプローチがある。一つがトップダウン型。これはプログラムに知識と経験を積ませ、学習によって最終的に本物の知性へ近づけようというものだ」

これは現実世界でも一般的な開発ですね!馴染み深いです。
また重村教授の研究普明のほとんどが、このトップダウン型だそうです。

「だがトップダウン型は学習していないことには適切な反応ができない。つまり現状では真に知能と言われるレベルに達していないんだ」

よく見る人型ロボットもそうでしょうか?

「そして次にボトムアップ型人工知能。これは人間の脳、脳細胞が一千億個連結された整体期間の構造そのものを人工的に再現し、そこに知性を発生させようとする考え方だ」

これまで不可能だと思われていたボトムアップ型。
ですが、STLがフラクトライトを捉えたことで事態は一変します。

人間の脳とほぼ同容量のデータを保存するメディアとして、ライトキューブも開発されました。

「それがあればフラクトライトをコピーできる…?」
「その通り。そして現に我々は人の魂の複製に成功している」

な、なんだってー!?( ´ ⊙ ω ⊙` )

「我々は愚かにも気づいていなかったのさ。人の魂のコピーと真の人工知能の間には途方もない深く広い谷が存在していることに…。比嘉くん。例のアレ、見せてやりたまえよ」

比嘉が見せたのは、彼自身とそのコピーの対話。
内容は酷くおぞましいもので、鳥肌が立ちました。
言葉にならない明日奈。神代は声を荒らげます。

「私を含め10人以上の人間のフラクトライトを複製したのだが…。例外なく己がコピーであるという認識に耐えることはできなかった。丸ごとコピーが無理なら、どうすればいいと思います?」
「どうすればって…最初から成長させる…」
「もしかして」
「そうだ。生まれたばかりの新生児の魂をコピーし育てる」

それを成長させる環境は、現実社会と同レベルのものを用意する必要があります。菊岡達が目をつけたのはVRMMOワールドでした。

 菊岡の恐るべき目的!

一番最初に作った村では、16の精神原型(AIの赤ん坊)を18歳程度まで成長させました。

「彼らの出来栄えは相当に満足すべきものだった。みんなとても従順で善良だったよ」

夫婦となった彼らには、赤ん坊(新たな精神原型)を与えて育てさせました。

「内部世界の時間の流れを5千倍で回し続けるうちに、さらに世代交代が進み、現実世界での3週間、内部世界での300年が経過した頃には、人口8万人という一台社会が形成されるに至ったんだよ」

それは一つの文明シュミレーションの域に達していました。
今までのVR世界とは訳が違います…。

菊岡「現在、内部世界では既に480年が経過し、首都セントリアの人口は2万に達している」
比嘉「現時点で人工フラクトライトはボトムアップ型人口知能として期待通りの成長を遂げている。これなら次の段階へ進むことができる、と喜んだわけっす。しかし…」
菊岡「そこでようやくひとつの重大な問題に気づいた」

フラクトライト達は法律を、整合協会が作った禁忌目録を異常な程に守りすぎるのだと言います。
美しく整いすぎている。道にゴミはなく、泥棒は一人もいない。殺人事件など一度も起きたことがない。

神代「それのどこが問題なのよ?」
アスナ「…もしかして……あなたたちの目的は人を殺せるAIを作ること?」

!!?(´・言・`)

「私とキリトくんは菊岡さんがVRMMOに興味を持つ理由はその技術が警察や自衛隊の訓練に転用できるからだと推測してました。でもこの計画は大掛かりすぎます…。これほどのことを自衛官であるあなたがやる理由、それは、戦争で敵の兵士を殺せるAIを作るため。そうじゃないですか?」

アスナの問いに菊岡はメガネを光らせ、ニヤリと笑いました。
悪役の反応だよ!!(´Д`;)

5年前。ナーヴギアが発表された時に菊岡は気づいたといいます。
この技術には戦争という概念を根底から一変させてしまう可能性がある、と。

素晴らしい技術であればあるほど戦争に転用されてしまうのは宿命なのでしょうか。少なくとも茅場はそんなこと望んでなかったはずです。悲しいですね…。

菊岡「僕はSAO事件が起きたとき、僕は志願して総務相に出向し、対策チームに加わった。それも全てこのプロジェクトを立ち上げるためだ。5年かかってようやくここまで来たよ」

これまでの全てがこのための布石だったんですか!?

比嘉「この世界から戦争がなくなることはないとしても、せめて人間が死なずに済むのなら、って…」

ごもっともな意見だけど、客観的に見ると余りにも身勝手というか…。
自分たちの争いを他の存在に押し付けるってことですよね?
難しい問題だな…。

アスナ「でも、あなたたちはその話を一切キリトくんにしていない」
菊岡「…なぜそう思うんだい?」
アスナ「もし話してれば彼があなたたちに協力するはずがないわ。あなた達の話には大切な視点が一つかけ落ちてる」
菊岡「それは?」

「人工知能たちの権利。あなた達の言う人工フラクトライトには人間と同等の思考能力があるのでしょう?」
「彼らに生身の肉体はないんだよ?」
「でも生きている人間と変わらないわ!」

深い…深すぎる…。現実社会でも議論されましたよね。

「戦争の道具として殺し合いをさせること、キリトくんは協力するはずがない!」

アスナが断言するのはキリトへの絶対の信頼があるからで。

菊岡「言いたいことは僕にもわからなくもないよ。だが僕にとって10万の人工知能の命はひとりの自衛官の命より軽い」

言い切ったな!(´Д`;)

そもそもキリトと菊岡では人工知能に対する考え方が違うんでしょうね…。菊岡にとって人工知能はあくまで作り物…。過去に同僚が亡くなったりしたのかな?と思いました。
どっちが正解なんだろう…う~ん…(・_・;)

 アリシゼーション計画

「人工フラクトライトたちが禁忌目録に背けないのはなぜか?そこでひとつの実験を考えついた。本物の人間の記憶をすべてブロックし、幼い子供に戻して仮想世界で成長させた場合、被験者は禁忌目録に背けるかどうか?」

1話の前編で行われていた実験がソレだったようです。
キリトが被験者に選ばれた理由は…。

「実験のためには仮想世界での動作に慣れている被験者が必要だ。それも一週間、一ヶ月ではなく年単位の経験がね」
「!」

SAOで過ごした数年間。やっぱり始まりはここなんですよね…。

2026年7月5日、スイルベーンに集まった女子メンバーは、アスナからキリトの事や菊岡の計画など、一連の全容を知るのでした。

「キリトとその禁忌目録…?っていうのはどうなったの?」
「うん。キリトくんといつも一緒に遊んでいた男の子と女の子がいて、そのうち女の子のほうが禁忌目録に違反したそうよ」

アリス!

「それって…キリトに影響されたってこと?」
「ええ。で、その子が破ったのは移動禁止アドレスへの侵入って禁忌だったんだけど」

”ダークテリトリーへの侵入”ってそういう意味なの!?(笑)

『他の人工フラクトが死亡しているのが確認されたっす。おそらくそれを助けようとしたんでしょう』
『つまりその少女は禁忌目録よりも他者の命を優先したことになる。それこそまさに僕らが求めることだ』

菊岡さんがラスボスにしか見えないんですが(´Д`;)

『アリス?』
『そう。それが問題の少女の名前だったんだ。恐るべき偶然に驚愕したよ。なぜならアリスとは、すべての計画の礎となった概念に与えられた名称でもあったからだ』

人工光適用型知的自律存在。
英語では、あーてぃふぃしゃるれーびるいんてりじぇんすさいばーねーてっどいぐでぃすてぃんす(え?なんだって?

「その頭文字を取って”ALICE”。僕らの究極の目的は人工フラクトライトをALICEに変化させることなんだ。ようこそ、我らがプロジェクト・アリシゼーションへ」

しかしここで残念なお知らせが一つ。
アリスのフラクトライトは公理協会によって修正されてしまったそうです。
現実と内部時間の進み具合が違うせいで、気づくのに遅れてしまい…(´・ω・`)

ていうか「修正された」って…記憶をいじられたってこと?心配ですね。

アスナは眠っているキリトに面会できることになりました。
といってもガラス越しで、キリトはSTLに入ったままですが…。

心配そうに見つめるアスナを見て、神代は口を開きます。旧SAOプレイヤー全員に告白しなきゃいけないことがある、と。

「SAO事件の時、私は茅場晶彦と共に長野の山奥に潜伏していたことはもう知ってるわよね。私の胸にはマイクロ爆弾が埋め込まれていたの。このせいで私は2年の間、彼の恐ろしい計画に協力を強いられていた…。でも本当は違うの。爆弾が決して爆発しない事を私はよく知っていた。あれは私が罪に問われないようにあの人が埋め込んでくれたまやかしの凶器。あの人が私にくれた、たった一つのプレゼント…」

「東都工業大学に進学した時点で茅場くんは既にアーガスの開発部長だったようだけど…。私はそんなこと知らなかったから、いつも引きこもって研究しているもやしっ子にしか見えなくて…」

茅場をもやしっ子っていう人初めて見ました。確かに細身だけども(笑)
神代は茅場を外に連れ出します。

『たまには外さ出ねば!出るアイディアも出ねーべさ!』
『……自然光が与える皮膚感覚のエミレーションも考えないとな…』
『?』

そういえばSAOで、キリトとアスナがぽかぽか陽気のなか昼寝してましたね…。

「私はあの人と付き合うようになったけど、どうしてあの人が私を拒絶しなかったのかはよくわからない。いえそもそも…私はあの人のことを何も分かっていなかった…。茅場くんの山荘を訪れたのは彼の共犯者になりたいからじゃなかった。私、茅場訓を殺すつもりだった。でも…………ごめんなさいね、アスナさん、私、殺せなかった…」

神代の覚悟も相当なものです。
山荘で神代を出迎えた茅場はげっそりとやつれていました。

「茅場くんは私がナイフを持っているのを知ってて。いつもみたいに、困った人だなぁ、とだけ言って…また…アインクラッドに戻っていった。私は…私は……」

自責の念と大切な人を失った悲しみと…。
神代さんも辛かっただろうな…(´;ω;`)

 アスナの答え。神代が見た茅場は…

「確かにあの事件で多くの人が亡くなりました。団長の犯罪は決して許されることではありません。でも、ものすごくわがままな言い草ですけど多分、たぶん私はキリトくんと暮らした短い日々を、これからも人生の最良のひと時として思い出すでしょう」

神代の言葉にそう返事したアスナ。
キリトと同じく、神代のことを憎んでなどいませんでした。

「団長に罪があるように私にもキリト君にも、そして凛子さん、あなたにも罪はある。でもそれは誰かに罰してもらえば償えるようなものじゃない。永遠に許しを得られる日はこないのかもしれません。だとしても私たちは罪と向き合い続けていかなければならないんです」

高校生とは思えませんね。達観してるなぁ…。

「本当に困った人だなぁ…こんなところまで来るなんて」
「どうしたの…?まだ朝早いのに……」

眠っていた神代の前に、茅場が現れます。どゆこと…!?

神代「―――!!今のは…夢……?」

飛び起きて見回しますが、当然茅場の姿はありませんでした。

ただの夢…とは思えませんね。茅場から今の神代に対するメッセージにも聞こえましたが…。

 

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アリシゼーション計画の全貌とその目的が判明しましたね!
専門用語が多くて追いつくのがやっとです( ̄▽ ̄;) 

人工知能にも権利があるというアスナの主張はもっともです。しかし、現実になったら…と考えるとちょっと怖いかも。
対する菊岡は、生み出した側として彼らを支配する権利の当然性だったように思います。

でもあれだけ発達したら人間と同じですよね。違いは肉体があるか無いかというだけで…。

戦いがありえない世界でアリスを取り戻すべく立ち上がったキリトとユージオは今後、大きな影響をもたらしそう。
公理協会には菊岡たちでさえ手が出せない、というのは驚きでした。

次回はキリトのターン!剣の学び舎、とは…!?
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