内容をカンタンに説明すると…
- 舞台はイタリア、ネアポリス。そこに住む青年スタンド使いのジョルノ・ジョバァーナは空条承太郎に仕事を依頼されてイタリアを訪れていた広瀬康一と出会う。
- 涙目のルカに目をつけられてしまい、ノックアウトするが。今度はブチャラティに目をつけられてしまい絶対絶命の危機に陥る。
- 今回は…ジョルノの生い立ちが明かされ、何故ギャング・スターに憧れるようになったのか。それには敬意を示してくれたギャングとのある出会いがあったのだ。
【ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 2話】ブチャラティが来る【アニメ感想】
凄惨な過去
<ジョルノ・ジョバァーナ。彼の父親はディオ・ブランドーである。ディオにとって女性とは単なる道具であり食料であったのでなぜ15年前ジョルノの母親が始末されずにジョルノを出産できたのか。その経緯は誰も知らない。ジョルノの母親はとても美しい女性ではあったけれども決して良い母親ではなかった>
とんでもないネグレクト母でした。
よく生きてられましたねジョルノ…。
<ジョルノが4歳の時母親は結婚した。相手はイタリア人でジョルノは以後イタリア人となった>
今度は養父からも虐待…。
<他人の顔色ばかり伺う性格にしたのは明らかにこの男が原因だった>
<そんなジョルノは町のガキ共の鬱憤晴らしに丁度良かった>
イタリア人の印象めっさ悪くなるんですけど(汗)
<彼は自分がこの世のカスだと信じるようになり彼もまたこの町に溢れる心のねじ曲がった人間の一人に育っていくことは時間の問題だった>
<しかしある事件がきっかけでジョルノは救われることになる>
一人の行き倒れた男を助けたのです。
<2ヶ月くらいした頃…>
『君がしてくれたこと、決して忘れない』
<程なくして父親がジョルノを殴らなくなった。悪ガキ共も態度が変わっていた。男はギャングだった>
後ろで睨み利かせてたのですね。
<男はただ静かに見守っているだけだった。他人の顔色ばかり伺っている子供に一人の人間として敬意を示した付き合いをしてくれた。両親から学ぶはずの「人を信じる」という当たり前の事をジョルノは無言の他人を通じて知ったのだ。男は決してジョルノをギャングの世界に巻き込まないという厳しい態度をとっていた。>
<奇妙な事だが悪事を働き法律を破るギャングがジョルノの心を真っ直ぐにしてくれたのだ。政治家が汚職をやり警官が弱者を守らない街でジョルノ・ジョバァーナは生きるための目的を見つけた。ギャング・スターに憧れるようになったのだ!>
謎ギャングすごくかっこいいです!なんともいい出会いに恵まれましたね…。
現在の続き!
で、前回最後あたりからのブチャラティ。
(こいつの攻撃をこれ以上食らうのはまずい!バラバラになっちまう!この能力に気付いたのは数か月前だが僕は今まで一度としてゴールド・エクスペリエンスで人間を攻撃したことはない…)
さてもうどうしようもなく殴ってしまったわけですが…。なにやらブチャラティの様子がおかしい?強くなってます?
(だとしたらマヌケだぜ!敵にパワーを与えるスタンドなんてな!)
いえ、でも何やら強いブチャラティ視点からもうひとりのブチャラティが見えます。
(まさか俺は勘違いしてるのか俺は!?自分がすごいパワーで動いてると思ってるだけで)
(ジョルノがスローなんじゃなく俺の意識だけが暴走しちまってるんだ!)
「どうやら生きている人間にゴールド・エクスペリエンスで過剰に命を与えると暴走しちまうらしいな。感覚だけが」
複雑で面白い能力ですね。
「お騒がせしてすいません。決して一般の人を巻き込んだりしませんから安心してください」
このセリフ覚えておきましょう。
「あなた…覚悟してきてる人ですよね。人を始末しようとするってことは逆に始末されるかもしれないという危険を常に覚悟してきてる人ってわけですよね…」
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ的な…
(こいつ…俺を殺る気だ…マジだ!小僧のくせにこの俺を始末しようとしている!こいつには…やると言ったらやる…)
「スゴ味があるッ!」
「スティッキィ・フィンガーズ!」
「あれがあいつのスタンド…」
ブチャラティのスタンドは青い感じ…?
絶対に追いかけるマン
そしてジッパー能力使って逃げていきました。これはまずいとジョルノ。
(逃がさない!僕の事を仲間に喋られたら収拾がつかなくなる!今絶対に奴を阻止しなくてはならない!僕の未来のために!)
民衆に体当たりした?
(まさか…奴のジッパー人間の中にも入れるのか!?いや、それしか考えられない!僕の体に目玉や指を入れたのもそれだ!ブチャラティはこの中の誰かにぬいぐるみを着るかのように隠れている!そして街中に出て行くつもりだ!)
応用が効きまくるスタンド能力ですね…。もちろん応用が効くのはジョルノの方も同じで犯人を特定しました。
「やばいな。一般人を巻き込まないときっぱり言ったばかりなのに。スマン。ありゃ嘘だった。」
「どちらが先に相手に拳を叩きこむかの勝負だ。どうした?来いよジョルノ・ジョバァーナ!」
「これは俺の腕ではない。俺のスティッキィ・フィンガーズの能力はジッパーで別のもの同士を接続することができる。これはあのガキの腕だ。俺のと取り換えておいたんだ。だからお前のゴールド・エクスペリエンスが効かないのだ」
腕を見て謎の動揺をするブチャラティ。
(なんてことを!自分の腕を引きちぎって腕の射程距離を伸ばして一瞬早く!)
ジョルノも必死です。
「なぜ俺への攻撃をやめる!?なぜとどめを刺さない!?」
「…あんたがいい人だからな」
?????
「麻薬をやっているこの腕にショックを受けて。彼は一体いくつなんだろう?…13歳。あんたがショックを感じず躊躇わないただのギャングなら僕は今頃バラバラになって地面に散らばっていた。あんたは違うようだ。だから攻撃するのはやめにしたんです。」
洞察力半端ないですね…。
「お前が勝手に攻撃をやめたからと言って俺がお前を殺すってことに変わりはないんだぜ!」
「あんたはもう僕を殺したりしませんね。あんたは僕の仲間になるからだ」
「子供に麻薬を売るようなギャングを消し去るには自らギャングにならなくっちゃぁいけないってことさ。この街を支配するには街を支配する組織に入ってのし上がっていくしかない。ブチャラティ、僕はギャング・スターになります」
普通にグレてしまって殺戮者になってしまってもおかしくないのですが
一般的には悪の方の認識になるギャングと出会ったことで救われたんですね。
この世界では善になりえる方が汚職だらけですもんねー。
出会いってホント大事だなとしみじみさせられました。
あとブチャラティもジョルノも理解力すごすぎでスタンド応用させまくってますね。
面白かったです。