【BANANA FISH 13話 アニメ感想】アッシュとオーサーの確執!一騎打ちの末勝ったのは…!?

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • ディノは一連の騒動を収集すべく、アメリカを出国した。オーサー派閥の人間を次々と粛清するアッシュ。英二は忠告するが、喧嘩になってしまい…。
  • ブラックサバスのボス・ケインと交渉した末、アッシュはオーサーとの一騎打ちを取り決める。
  • 今回は…目を覚ました英二はコング、ボーンズと共に現場に駆けつけるが!?アッシュVSオーサー、ついに決着!

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【BANANA FISH 12話 アニメ感想】アッシュと英二が喧嘩!ブラックサバスのボス・ケイン登場!カボチャハロウィンは癒し!

2018.09.21

【BANANA FISH 13話 アニメ感想】キリマンジャロの雪

アッシュVSオーサー、一騎打ちが始まるもまさかの展開に!

閉鎖中のイーストブロードウェイにアッシュ、オーサー、そして立会人のケインが集結します。情報を駆けつけたシンも現れました。

「俺にはこの戦いに立ち会う権利がある。ダウンタウンをホームにしてるのは彼らだけじゃないんだ。のけもの扱いは我慢ならねぇ」
「なるほど。どうする、お二人さん?」
「好きにすればいい」
「俺は認めねぇ!こいつは部外者だ!今になって訳の分からねぇやつに出しゃばられるのはゴメンだ」

何気ない場面でもアッシュとオーサーの器量の差が露呈します。
後で思ったけど、なるべく敵の数を増やしたくなかったのかな…と。

「俺にいられちゃまずいことでもあんのか?」
「そうだな。なぜそんなに気にする」
「チッ…」

痛くもない腹を探られるのはゴメンだ、とオーサーはシンの立会を認めました。

ケイン「武器はナイフだけだ。お互い汚ぇマネは一切なしだ。もしどちらかが卑怯な手を使ったらその時は、俺たちが殺る」

「今度こそ血反吐吐かせてやるよ」
「ゴチャゴチャうるせーよ」

アッシュVSオーサーの一騎打ちが始まります!

シン「左!!――ふぅ…」
ケイン「お前…アッシュのファンか?」
シン「な”っ”!?冗談じゃねぇよ!」

アッシュが攻撃をかわすとシンは安堵の息を漏らします。

完全にアッシュ目線なのですが!(笑)

ショーターの仇ではあるけど、出会った時からアッシュのカリスマ性に魅了されてる節がありますよね…。シンも複雑だな…。

「! 電車だ!電車が来る!!」
「そんな馬鹿な!このラインは朝まで…」
「――本当だ!来る」

シンやケインも一足遅れて電車の気配に気づきます。

アッシュの聴力凄い!!(゚o゚;; まるで獣並みです!

「お前!!」
「これで貴様も終わりだ!ぶっ殺せ!!」

電車には、銃を持ったオーサーの部下が大勢乗り込んでいました!
銃弾の雨に襲われるアッシュ。ケイン、シンも巻き添えです。

この期に及んでオーサーが卑怯すぎる!(;´д`)

「ケイン!アッシュの銃を!」
「頼んだぜ坊主!」
「坊主は余計だ!」
「怯むんじゃねぇ!奴は丸腰だ!!」

オーサーの部下たちがアッシュに襲い掛かります。が、シンがアッシュに銃を投げ渡すと、戦況が一変しました。

「クソ!引き上げだ!!」

逃亡を図るオーサーは生き残った部下とともに電車に逃げ込みます。

ドアが閉まる瞬間、アッシュも単独で滑り込みました。
身体能力高すぎ!!ョ゚Д゚;))))

「くそ…!あの野郎、まさか電車を走らせるとは!」

いちギャングに出来ることじゃなさそうだし、オーサー(コルシカマフィア)が市に顔を利かせたっぽい?(´・ω・`;)

「で、どうする?」
「言うまでもないね」
「オーサーを逃がすな!!」

決闘を汚したオーサーは制裁対象になっていました。
ケインとシンが実質アッシュの味方に…!?頼もしいです!

一方、電車に乗り込んだアッシュはオーサーの部下を射殺していきます。

「たっ、大変だ!アッシュが乗ってる!!」
「なんだと!?」

もうパニックですよ!
彼らにとっては死神が乗り込んできた感覚に近いのかな、と思いました←

しかしオーサーは冷静を保っていました。両方から挟み撃ちにするよう、部下に命じます。

アッシュが追い詰められていく…!((((;゚Д゚))))

 帰国を決意する英二、死を覚悟するアッシュ

目を覚ました英二。コングとボーンズに荷物をまとめて空港へ行くよう説得されます。

「一人にしてくれないか。逃げたりしないから…」
「あぁ…いいさ、勿論…」

コングとボーンズも心苦しそう(´・ω・`)

(”住む世界がちがう”。何度君の口から聞いたろう…。でも本当にそうなのか?住む世界がちがうと、本当に一緒にはいられないのか?君は本気でそう思ってるの?)

ひとり静かに考え込む英二。その間もアッシュは手を止めることなく敵を殺めます。
この対比が何とも言えません…。

(それが一番良いと君が判断したなら僕は従うよ。日本へ帰る。そしてもう二度と、ここへは来ない…)

英二、本当に帰っちゃうの…!?(´;ω;`)

「ダメだボス!みんな殺られちまった!」

一方、挟み撃ちされたアッシュですが、ことごとく返り討ちにしていました。
もう「凄い」としか言いようがありません!(凡人感

「ありゃ、悪魔だ…!」
「何を馬鹿げたことを言ってやがる!!やつはただの人間だ!ただのガキなんだぞ!やつを神聖視するのはやめろ!!」

オーサーはアッシュのことを「ただの人間」として見る数少ないうちのひとりだったのか…。でも自分に言い聞かせてるようにも聞こえます。
部下の気持ちを言葉に出来たり、卑怯な手を使ったのがその証拠なのかも。

オーサーもディノ並みにこじらせてるのでは!?(´・ω・`)

「じゃあ行くか」
「アッシュに伝えてくれないか。命を大切に。どこに居ようと君の幸運を祈ってると」
「…もうだめだ。俺はもう黙ってられねえ」
「シっ!!」
「え?なんのこと…?やっぱりなにか隠してるな!?言えよ!頼むから本当のことを言ってくれよ!アッシュに何かあったのか!?」
「…ボスは今、イーストブロードウェイ駅でオーサーと戦ってる。最後の決着をつけるために…」

全てを知った英二。もう、いてもたってもいられませんでした。

(じきに夜が明ける…。死ぬかもしれないな、今度こそ…)

『――なぁ英二、死について考えたことはあるか?』
『死?』
『お前は俺が普通の人間とは違う、と言ったな。ひとつだけ認めることがあるとすれば、それは死を恐れないことだ』

この状況で英二との会話を回想するアッシュ…(´;ω;`)
前回、仲直りした時の会話みたいです。

『今までに死んだ方がマシだと思うことが何度もあった。そんな時死はたまらなく誘惑に満ちたものに思える』
『アッシュ…』
『”キリマンジャロの高さ19,710フィートの雪に覆われた山で、西側の頂はマサイ語で神の家と呼ばれている。この西側の頂上近く、干からびて凍りついた一頭の豹の死体が横たわっている。こんなところまで豹は何を求めてやってきたのか?誰も説明した者はいない”』

それは「キリマンジャロの雪」という小説に出てくる一節でした。

『俺は自分の死を思う時この豹について考える。やつは何故、何のためにそんな高地へとやってきたのか。獲物を追彷徨ううちに、戻ることのできない場所に迷い込んでしまったのか。それとも、何かを求め憑かれたように高みへと登りつめ力尽きて倒れたのか。やつの死体はどんなだったろう?戻ろうとしていたのか?それともなお高みへと登ろうとしていた?――いずれにせよ、やつは二度と戻れないことを知っていたに違いない』

アッシュとキリマンジャロの豹が重なります…。

『そんな顔をするな。俺は死を恐れたことはない。だが死にたいと思った事もない』
『それを聞いて安心した。――人間は運命を変えることができる。豹にない知恵を持って、そして君は豹じゃない。そうだろ?』
『あぁ、そうだ…』

回想を終え、そっと目を開くアッシュ。

気のせいかもしれませんが、英二がすぐ隣にいるような感覚になりました。
アッシュはひとりじゃない…!

 アッシュとオーサーの確執!

「あっ!コラ!おい!!」
「もういいよ芝居は!これでボスに言い訳が立つぜ。俺らが2、3発ぶん殴られりゃ済むこった」

英二タックル炸裂!!

そしてひとりエレベーターに乗り込んだ英二ですが、コングとボーンズはそれを見越した上で見逃してくれたようです。良い人すぎる…!(T▽T)

(僕は何度も聞いた、夜、君がうなされる声を。子供のように手足を縮め、君は助けを求めていた。”かあさん”と。僕は気づかないふりをした。とても辛かった。どんな悪夢が君をそれほど苛むのだろう…。ショーターを手にかけてしまったことか?それとも僕の知らない、幼い頃の酷い記憶か…。)

(冷酷とも思えるほどのリーダーシップも、何者も恐れない精神力も。全ては危うい魂を覆い隠すためのものなのか?だとしたらなんて残酷なのだろう。アッシュ、死ぬな…絶対に死ぬな…!!)

アッシュの苦しみや叫びを敏感に感じ取っていた英二。

アッシュのもとへ走ります。
イーストブロードウェイにはもういないのですが…(´Д`;)

そしてなおも銃撃戦をくり広げるアッシュ。
6人に挟み撃ちにされるも、わずか30秒でカタをつけます。
無防備な敵も容赦なく手にかけて…。感情が読み取れないほどの冷たい顔でした。

「畜生…畜生、畜生、畜生!!!」

残るはオーサーひとりですか!?Σ(゚д゚lll)

あんなに敵が居たのに。

逃げるオーサーをアッシュが追います。そして…

「フレデリック!!」

オーサーの足が止まりました。

「…初めてファーストネームで呼んでくれたな、アッシュ」

オーサーがどこか嬉しそうに見えたのは私だけでしょうか…。

「俺の負けだ、殺せ」
「お前を撃ち殺そうと思えば簡単にできる」
「じゃあそうしろよ!」
「いい加減逃げるのはやめて俺と勝負しろ!!!」
「……望むところだ。おかげですっきりしたぜ。これでやっと、お互いの亡霊に悩まされずに済むな、ボス」

相手の亡霊に悩まされていたのはオーサーだけなのでは…と思わずにはいられません。彼自身もそれを分かった上で「お互い」と言ったように見えました。

亡霊に悩まされるってよっぽどですよ!
寝ても覚めても囚われていたのかな…。

最後、アッシュを「ボス」と呼んだのには、どんな想い込められていたのでしょう…。

オーサーの死!アッシュは勝利するが…!?

夜が明け、アッシュとオーサーはFラインの終点・コニーアイランドに到着します。

「聞かねぇのか?なぜ俺がお前をこれほど憎むのか。卑怯者と呼ばれようとも、マフィアの犬と蔑まれようが、全てはお前を目の前から消したかったからだ。何故だか分かるか?」
「あぁ…。だがそれは俺のせいじゃない」
「そうさ。お前は望んだわけじゃねーんだろう」

「だがだからこそ俺はお前を憎む。俺の魂をかけて、お前を憎む」

銃の腕、地位、カリスマ性、全てにおいて有能だったはずのオーサーですが、アッシュの才能にはまるで叶わなかったんですよね…。
オーサーがどんな手を使っても手に入らなかった才能。
でも全てを持つアッシュ自身は、才能なんかこれっぽっちも望んでなくて…。

そりゃ敵対心も持ちますわ。劣等感も抱きますわ。

オーサーがアッシュを憎む気持ちも、すべてを奪われた、と思う気持ちも今なら分かる気がします。
むしろ非超人としてはオーサーに共感できる部分が多いかも…。

「おい!情報が入った!ボスはもう駅にはいねぇ!早く乗れ!」

英二はコングとボーンズの車に乗りこみ、コニーアイランドへ向かいます。
警察も感づいたようで、英二たちと同じ方向にパトカーを走らせてますよ。捕まったら大変なことに(;´д`)

「どうした?辛そうだな?楽にしてやる!!」
「二人は!?」
「上だ。アッシュが右肩をやられてる」
「まずいな…長引くと不利だぞ!」

ケイン、シン、その他野次馬のギャングも高架下に集まり始めました。

銃撃戦の最中に負傷した傷が思ったより響いてるようです。
言われてみればアッシュの呼吸が荒いような(´・ω・`;)

アッシュとオーサーの戦いは苛烈を極め、いつどちらが死んでもおかしくない状況に…((((;゚Д゚))))

「ア――――ッシュ!!!」
「!」

駆けつけた英二の叫びに気を取られたアッシュ。その隙を見逃さなかったオーサーがアッシュの腹部に一撃を与えます。

再び接近した両者。今度はアッシュがオーサーに刃を浴びせ、そのまま横に引き裂きました。
血しぶきが生々しい…(;´д`)

「あ――――……」

首を切らたオーサーはそのまま高架から落下。
手を伸ばした先に居たのはアッシュで…。最後までアッシュに囚われてましたね…。

勝敗が決まり、野次馬の歓喜が広がります。
オーサーの死体を呆然と見つめるのが彼の手下で、アッシュコールをしているのがリンクスのメンバーでしょうか。演出が細かい。

「日本へ帰れ!!」
「!」
「俺は…お前に見ていられたくないんだ!!」

アッシュの苦しそうな叫びが辛い…(´;ω;`)
「自分が恐ろしい」と言ったまさにその姿。誰に見られても平気なのに、英二に見られるのだけは耐えられないのか…。やっぱり英二は特別なんだな、と思いました。

大勢いる中でその気持ちを伝えるのも何気にすごいですよ!

「全員動くな!!抵抗すると撃つぞ!!」
「止まれ!武器を捨てろ!!」

このタイミングで警察がやって来るとは…。

下はパトカーに、高架に居たアッシュはヘリと警察に包囲されます。

チャーリー「抵抗はやめろアッシュ!お前は包囲されている!」
アッシュ「うるせぇな…抵抗なんて…する…元気……」

その場に倒れたアッシュは警察に確保され。最悪の事態だ…。

「痛ぇな!俺が何したってんだよ!」
「黙れ!集団騒乱容疑だ!」
(なんてやつだ。とても叶わねぇ…)

その場に居合わせたギャングたちも連行されていきます。ケインとシンも捕まっちゃいましたが!?(´言`;)

「アッシュ!!」
「おい待て!」
「離せよ!一緒に連れてってくれ、友達なんだ!」

アッシュが乗った救急車に向かう英二ですが、彼も警察に連行されてしまいました。

(そんな…嘘だ…そんなことあってたまるもんか!アッシュ…!)

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全員警察に連行されるなんて思ってませんでしたヽ(´Д`;)ノ
コングとボーンズは上手い事隠れたようですが、ここから一体どうなるんでしょう。

重傷を負ったアッシュ。なんとか持ち直して欲しい…。

一騎打ちでアッシュが勝ったのは嬉しいけど、声を大にして喜べない結末でした。

今思うとオーサーは可愛そうな人だったな…(´・ω・`)
他の人より才能があるからこそアッシュを崇拝する事もできず、羨望や劣等感を抱かずにはいられなくて。誰よりもアッシュに心酔していたのはオーサーなのかも。一番に憎みながら、アッシュ・リンクスという人物を理解していたようにも思います。

素直に「フレデリック」「ボス」と呼び合える関係を築けたらどれほど良かったか…。
アッシュの手によって死を迎えたオーサー。ある意味心穏やかだったのではないかな。

そして退場する間際に株を上げる構成ですよ。ショーターの時と同じじゃないですか!原作者さんやアニメスタッフさんに弄ばれてる気がしてなりません←
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