前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- グレイの魔女裁判と幻覚を撃破し、止血剤一式を手に入れたレイ。ザックと再開した彼女は、その傷口を糸で縫い合わせるのだった。
- B1フロアに到着した二人だが、レイの挙動に不審な点が見え始める。「あぁ、どうしよう。ここだったんだ。私は、ここに居たんだ…」。
- 今回は…気絶したレイ。そこにダニーが現れ、ザックはひとりB1フロアの探索を余儀なくされる。B1フロアを調べれば彼女のことが分かる、とダニーは言うが…!?
【殺戮の天使 12話】Try to know everything about Her.【アニメ感想・名場面】
気絶したレイ!ダニーゾンビ再び!
B1に到着したザックとレイ。
そこにはたくさんの造花と、糸で不自然に縫い合わされた夫婦の死体がありました。
「ザック!ねぇザックお願い、お願い!殺して、早く殺して!」
「急になんだよ?」
「お願い早く!!」
錯乱するレイですが、ザックはもちろん聞き入れません。
「ザックお願い!!!私の神様なら――……」
床に落ちていた聖書を見た途端、レイは気絶してしまいます。
「オイ!しっかりしろ!さっきから何なんだ…!?」
ザックからしてみれば違和感ありまくりですよね!( ̄▽ ̄;)
地上まであとちょっとなのに、トラブルが続々と発生して…。
「こんな顔じゃ殺せやしねぇ…。私の神様って俺のことかぁ?チッ!」
神様と呼ばれるのが不快なようです。
「…?」
どこからか聞こえる物音に釣られたザック。レイのそばを離れた瞬間、ダニーが部屋に忍び込んでドアの鍵をかけてしまいました。
ザック締め出されちゃったよ!!(笑)
「邪魔者は追い出したよ」
「ダニー!てめぇ!」
「騒がしいな。レイチェルが起きてしまうじゃないか」
レイチェルに変態の魔の手が忍び寄ります!!
二人きりで何する気だ!(;`・ω・´)←
ザックは扉の破壊を試みますが、木製に見えたのが実は鋼鉄製で…(;´Д`)
鎌では歯が立ちません。
「よくここまで頑張ったね、レイチェル…」
「そいつになんかしたら殺すぞ!!」
「僕はレイチェルを殺しはしないさ。 ザック!君は何も知らずのうのうと彼女の隣にいた!神様なんて言われて…!」
「気持ち悪ぃ事言ってんじゃねぇ!」
レイの隣にダニーしかいない光景が不安で仕方ありません!!
ザックも似た心境なのかな、と思ったり(笑
「彼女のことを全部知ってご覧?彼女にふさわしい事はなんなのか、このフロアを調べれば分かるはずだ」
「あぁ?」
「その答えによっては、君をここから出してあげてもいいよ――?もちろん君一人だけ…ね」
ダニー先生、顔!そして舌!!(笑)
「ふざけんな!!」
「君がすべてを知ることができたらここを開けてあげるよ。このビルから出たいなら、言う通りにするんだね」
「――クソッ!このフロアを片っ端から調べりゃいいんだな!?」
ザック!一人で大丈夫か!?←
B1探索を始めるザック!ダニー先生楽しそうですね!
B1の探索が始まりました。2階にある2部屋のうち、ひとつは鍵が掛かっていて開きません。
「ここのフロアの住人か…」
夫婦の写真を見つけたザック。先ほどリビングで見た、夫婦の死体と似てるような…?
次の瞬間、天井が落下!
部屋を飛び出し難を逃れたザックに、次はフルオート・クロスボウの連射が襲い掛かります!
間一髪で避けた上に弾き返しちゃいましたよ!Σ(´∀`;)
さすがの反射神経ですね!!
「さっきからいたずらみたいな仕掛けばっかしやがって…!」
地下へつながる隠し扉を発見したザックは、鍵を見つけて奥へと進みます。
「うおっ!??――ふざっけんな……!!」
こんなところに落とし穴を作るとは卑怯な!!
床に架けた鎌でなんとか落下を凌いだザックですが、このままではいずれ落ちてしまいます!
誰かの足音も近づいてきて…
大ピンチだ!!ヽ(´Д`;)ノ
「慌ててどうしたの?誰か探してるのかい?ザックなら僕が追い出したよ。今、彼はこのフロアを彷徨っている」
「!!」
一方、目覚めたレイはザックの元に行こうとします。
それは彼が心配だからなのか、自身の秘密を暴かれたくないからなのか…。
「ここから出して」
「それはできない」
「ザックは簡単には死なないよ。でもそうなるとここの住人が誰なのか突き止めてしまうかも?」
「やめて!」
「ザックが全てを知ったらどう思うだろうね。おや?顔色が悪いようだけどどうしたのかな?」
「もう、やめて…」
「ザックが生きて帰ってくるか、ここで一緒に待とうじゃないか」
レイがいま最も恐れているのは、自分の正体と過去をザックに知られる事のようです。
神様に嘘をついた、と知られたら…。
「てめぇか…!なんで助けた!?」
「そう簡単に終わってはつまらないのでな」
そしてボッシュートされかけたザックを救ったのはグレイでした!足音の正体も左に同じ!
驚かせないでよね!( ̄▽ ̄;)
ザックがレイにこだわる理由とは?B1の殺人鬼はやっぱり…
助けてもらいつつも、ザックはグレイに対して警戒を緩めませんでした。
「こうなるだろうとは思っていたが。あの少女は今ダニーといるのだろう?お前はあの少女を取り戻したくて動いているのではないか?」
「それがどうした!?」
「このような事で感情を使うようになったのだな。フフ…」
「何がおかしいんだよ!スカして笑ってんじゃねぇ」
「ああ、悪いな。馬鹿にしているわけではないのだ」
「だったら何なんだ!」
私にはザックの成長(?)を喜ぶ親心のように見えましたが(笑)
グレイ神父、やっぱりザックには甘いですよね!?
「お前がどうしてこうなったのかと思ってな」
「こうなったってなんだよ!?ちゃんと説明しろ!」
ザックは、レイと行動をするうち変化した自分を自覚していませんでした。
「私が何をやろうとしているのか、少し説明しよう」
グレイ神父の謎めいた行動原理が明かされます!
幼少の頃より神を信仰する人々を見てきた彼は、それが美しくもあり、盲目的で醜くもあったと言います。
「時に人々は神を、認めたくない者を糾弾する道具に使い、そして自分勝手に神の像を振り回す。私には常常疑問だった。その人々を見て、神は真にどのように思うのだろうか、とな」
「何言ってんだ!全然分かんねーだろ!」
「まぁよい」
よいのか(笑)
「とにかく私は神の身として、改めて神の目線に立ってみようと思ったのだ。このビルはそれを試す庭園のようなものだ」
地下7階の「生贄」は、その観察対象でした。
生贄に試練と裁きを与えるには「天使」が、人を殺めることに抵抗のない者が必要だった、と。
「ダニー、エディ、キャシー、そしてお前だ、ザック。ただお前は、他の者と違うかも知れないと思っていたがな」
「あぁ?」
「無垢で無知な者!人を殺すしか知らぬ純粋な者!だからこそ私はお前を天使で居させようと思っていたのだよ」
なるほど、ザックを贔屓していたのにはそんな理由があったんですね。
「以前のお前は外に出たいだけだった。それが今は、レイチェル・ガードナーと一緒に出たいと思っている。そうではないか?」
「だからなんだってんだよ!」
「その変化はなんだ?」
「それは――……」
ザックの脳裏にレイと出会った時からの場面がよみがえります。
最初はただの約束でした。でも行動を共にするうち、別の感情が入り混じってきたような…。
歪ながらも、2人の間には確かな絆が芽生えたのかもしれません。
「あいつはー…。いや、なんでもねぇ!!」
ザックは何を言いかけたのでしょうか。気になります。
答えにたどり着けず、考えるのを放置した可能性も少しはありますが←
グレイの観察対象は「レイとザック」に変わりました。ふたりがどのような行動を取るのか、何になろうとしているのか、何者なのか、見届けるのだ、と。
「ひとつだけ聞かせてくれ。お前はレイチェル・ガードナーに神と言われ、どう思った?」
「どいつもこいつも気持ち悪ぃな…。俺からすればまどろっこしくてよぉ!お前ら全員バカにしか見えねーよ!」
「そうか」
「そうか、じゃねーよ!」
とことんザックに甘いグレイは、鍵のかかった2階の部屋に入る事、更にそこを開けるために必要なプレートがある場所を教えます。
「どうして…?」
「レイチェルは知らなかったんだね。ここにも監視カメラが付いてたんだ」
「ザック…!」
リビングからモニター越しにザックを観察するダニー。
監視カメラが付いてたんだ、って自慢気に言ってるけどそれ盗撮ですよ!!
「俺の部屋よりグチャグチャじゃねーかよ!掃除しろよ!」
グレイが教えてくれた部屋には、造花やぬいぐるみ、義眼が散乱していました。明らかにダニー先生の私物があるんですが!(笑)
「一緒じゃねーか!なんだよ、やっぱ見覚えあったんだよ!」
ザックはオルゴールの中からプレートを発見します。
プレートの文字と写真の文字が一致しており、レイの名前が書かれていることに気づくのでした。
「じゃああの部屋…」
鍵が掛かっていた2階の部屋は、レイの…。
ザックはレイの部屋へ!ガードナー夫妻の事件、犯人は…?
(ザック!ダメ、その部屋は!!)
ザックの姿をモニターで見ていたレイ。たまらず2階に駆け上がりますが、ザックは一足先に部屋に入ってしまいました。
「いつまでも隠してはおけない。そうだろう?」
ダニー先生!さっきから近いし触りすぎですよ!( ̄▽ ̄;)
変態になだめられたレイは、全てを諦めたようにリビングへと戻ります。
一方、レイの部屋に入ったザック。
整理整頓された家具が無機質な雰囲気を醸しているようにも見えます。
入り口付近には大量の血痕が…。ここで何かあったに違いありません。
ふとTVの電源が入り、ニュースが流れてきました。
《――州の民家で、近所の住人の通報で駆けつけた警察官がガードナー夫妻の遺体を発見しました》
レイの両親じゃないですか!?やっぱり死んでたのか…。
《遺体には、刃物で切りつけられた痕と拳銃の弾痕があることから、殺人とみられています。死後一週間以上経っており、損傷が激しく、糸で不自然に縫い合わされている状態でした》
最後の一文、「糸で縫い合わされている状態」に反応したザック。心当たりがありますよね…。
《遺体の近くにいたガードナー夫妻の娘、レイチェル・ガードナーに怪我は無く、無事に保護されましたが言動に混乱が見られる為、警察が――》
暴かれていくレイの過去。ダニーは不気味な笑いを漏らします。
ガードナー夫妻に、レイの身に、一体何が起こったのか…!?
レイのフロアの仕掛けの多さに驚きました。彼女自身が「生贄」に手を下すことは無かったのでしょうか。
グレイ神父に助けてもらいながらも20歳児ザック、頑張りました!そして大いに笑わせてもらいました!←
ザックに対する感情を変化させていったレイ。逆もまた然り。そこに言及されて、2人の絆が確かに芽生えていたのだと分かって嬉しかったですね。
ついに語られるレイの過去。彼女があそこまで壊れてしまった原因も、明らかになりそうです。
以前の回想で父が母を殺めるような描写がありましたが、写真を見る限り仲睦まじい家族でした。レイの目もまだ生きてたし…。何があったんだろう…!?