内容をカンタンに説明すると…
- シリウスの匣の場所を突き止めていたエフグラフはミハイルを伴い封印を解くために足を踏み入れる。ユーリィは謎の男ビショップと接触。共同戦線を約束するが。
- ついに匣の場所までたどり着いたミハイルとエフグラフ。ミハイルは何かの力に阻まれ近づくことができない。エフグラフに強制的に戻されてしまう。
- 今回は…山奥で出会った老人はユーリィの父をしっている人物だった。頑なに秘密を明かさない老人。後日偶然合流した伊庭と涼子お嬢様と共に再び山奥へ。父との関係性が明かされる。
岸田教団&THE明星ロケッツ/シリウス《アニメ盤》 【CD+DVD】
【天狼 Sirius the Jaeger 9話】残痕の朋輩【アニメ感想】
山奥のおじいさん
「お前…シリウスなのか?」
「ユーリィ・ジロフ」
「今更…アレクセイの息子が何しに来た!」
双子のヴァンパイアが去った後謎の老人は銃をむけてきました。
間違いなく事情をしってる方ですよね。
その頃ウィラード達は移動する電車の中でした。
「ユーリィ、今頃どうしてるんでしょうね。最初からドッグビルに行くって言えばユーリィだって一人で行動なんて…」
「どうかな。あいつはヴァンパイアを殺す以外の生き方を自分で見つけようとしている。どこだろうと一人で行っただろう。そして必ず見つける。私はその時に最大限の手助けができればそれで…」
「ほんと。不器用な親子みたいですね」
「親なら子の幸福を願うはずだ。だが私は…」
「別にあの子を不幸にさせたかったわけじゃないですよね」
罪滅ぼしのつもりなんだろうけど、どうみてもウィラードさんは父親みたいですよね…。
「待ってください!父さんを…父さんを知ってるんですか!?」
「入ってくるな!さっさと失せろ!」
山小屋、めっちゃ散らかってますし。軍服?みたいなの足元にありますね。
煙管の道具細かく描写されてますね。かっこいいです。一服後少しだけ話しをしてくれました。
「私は匣を探して長いこと世界中を回っていた。アレクセイとはその時知り合ったのだ。シリウスだと知った時は驚いたがあいつは快く私を村に招いてくれた。家族にも会ったよ。お前は小さかったから覚えとらんだろうがな。
どうせ匣は手に入らん。アレクセイがそうしてしまった。だったらせめて私もこの命枯れるまで…」
「これ以上話すことはない!帰ってくれ」
ものすごくぼやっとしたことしか話してくれませんね。でも間違いなく知り合いには違いないです。
エフグラフにユーリィと会った話を楽しそうにする双子のヴァンパイア。
近くに来ていたミハイルは少し動揺していました。
「では次に会う時は私も一緒に行こう。場所は…そうだな。シリウスの聖地というのはどうだ?」
「まさか封印を…」
「健気な弟じゃないか。役立たずの兄に代わって役目を果たそうというのだから」
ミハイルもう敵意を隠そうともしないですね。睨みつけてます。
再会!
「じいさんの口をどう割らせるか考える。そのためにはまず飯だ」
ビショップとユーリィが飯屋の前に来た所、近くからお嬢様と伊庭さんが一緒に歩いてきました!
「港でお父様と出くわしそうになって偶然お見掛けした少佐さんの跡を追って慌てて同じ船に飛び乗ったんです!きっと狩人の皆さんを追ってるに違いないと思って。ですが着いた先がなんと樺太!その時はもう卒倒するかと思いました!」
「君が勝手に勘違いしたんだろう…」
「でもこうしてまたユーリィさんとお会いできて間違えた甲斐がありました」
「しかし…まさか大尉が存命な上にこの樺太にいたとはね」
お嬢様の行動力やっぱりすごいです。お父様ロンドン行っても会えないということですよね。心労積もりそうですよね…。あ、さっきのじいさん、その大尉でしたか!
そういえば写真、鼻のあたりに面影があります。
「私も会いに行っていいか?後輩として大先輩に聞きたいことが山ほどあるのでね。
大尉の真意はわからんがそう警戒せんでもらいたいね。確かに私は軍の命令でここに来た。だが匣が我が国にとって本当に必要なものなのか。それは私がこの目で直接見て判断するつもりだ」
これは強い味方が出来たのかも知れません。
「お父様…お会いできるといいですね」
「…でもよく考えたら会って何を話せばいいかわからない。顔も覚えてないから」
「お父さんってどういうもの?」
ユーリィの質問に早口で色々と不満や喜びを口にするお嬢様。
「愛する家族を守ることが、守れることがきっと誇りなんだと思います」
「兄さんもそうだったのかもしれない。シリウスとして僕や母さんを守ることが誇りだった」
お父様と兄さんは似ているんですね。
「僕が兄さんから教わったことを兄さんは父さんから教わった。シリウスとしての誇りも、守るべきものも。兄さんは僕の知らない父さんから…」
お兄さんが完全に父親代わりをしてたのですね。
シリウスの秘密、おじいさんの秘密
「あなたは匣の場所をすでにご存じなのでしょう?」
「知っていても最早どうすることもできん!」
「入手がなぜ不可能なのか、私がこの目で確認し詳細を上層部に報告します。上もそれで納得すれば私とあなたの任務は解除されるでしょう」
「駄目だ!言えん!アレクセイと…約束したのだ」
やはりかなりの部分までしっている感じなのでユーリィはくいつきますが…。
「うるさい!お前は何も知らんでいいのだ。大人しく村へ帰れ!」
「帰れません…村は…ドッグビルは…もうないんです」
「!」
そうなんですよね、帰る場所がもう無いんですよ…。おじいさんそのことは知らなかったのですね。完全に外界シャットアウトしてたんですね。
「ヴァンパイアもまだ匣を狙ってる。父さんの所に辿り着くのは時間の問題です。もしかしたらもう…。
一刻も早くそこへ行かなければならないんです!奴等から父さんと匣を守るために!お願いします。おじいさん」
その目にかつてのアレクセイを見るおじいさん。
「アレクセイは匣が誰の手にも渡らぬよう樺太の山の地下深くに封じてしまった…」
「生きてるのか死んでるかもわからん。だがあれに触れた時あいつの心の声が…『もう来るな』そして『誰にも言うな』と…あのままあいつを置いて行くことなどできんかった…だからせめてこの地で…」
ほんとに仲が良かったんですね。
「ありがとう。父さんのこと想っていてくれてたんですね。日本に帰ることも諦めてずっと傍にいてくれた。今も父さんのこと友達だと想っていてくれて…」
日本に戻れば日本軍に尋問くらうのは目に見えてますもんね。帰らないことで秘密も守った。
やっとお爺さんが優しい表情になりました。
「あいつと私はあの頃からずっと…」
地図と写真を手渡されます。
若い頃のアレクセイと大尉。アレクセイ、ミハイルに似てますね…?
(私ではどうすることもできなかったが息子のお前ならもしかしたら…頼む…アレクセイを頼む!)
去っていくユーリィ達の車に敬礼するおじいさん。昔の軍人さんの目に戻ってました。
それぞれの目的
ウィラード達はドッグヴィルに着いていました。あの事件の後そのまま放置されたままの場所。
「古文書の通りならこの地に目的のものがあるはずだ」
「それじゃ二手に別れましょっか」
「弔ってあげないと」
「すまない…」
教授は過去と向き合うのですね。
少佐とお嬢様に黙って旅立ったユーリィとビショップ。
「いいのかあの二人?戦力は多いに越したことないだろ?」
進む先にはクラルヴァインの姿が。量産型がいっぱい????
これまずんじゃないですか!?こっち二人しかいませんよ?
ヴァンパイア側ももうユーリィが来るまでどうしようもない感じでしょうからクライマックス感しますね。
日本から派遣された匣探索軍人さんがきちんとたどり着いてたという事実、しかもアレクセイいい人みたいですね。
そもそもシリウスの人たち皆いい人の印象なんですが。愛情深いと言いましょうか。お兄ちゃんもヴァンパイアになっても弟想いですもんね。
二人だけで向かうには敵が多すぎますがどうなるのでしょうか…。