内容をカンタンに説明すると…
- ケニー達憲兵と死闘を繰り広げるリヴァイ。一度は馬車の奪還に成功したものの再び奪われてしまい。作戦を練り直すことに
- 対巨人ではなく人を殺してしまったことに動揺する調査員達に激励をするリヴァイ。サネスの白状により真実がわかる。
- 今回は…ヒストリアの過去。真の王族の血筋であった。リーブスの死に関し濡れ衣を着せられるエルヴィン。確固たる信念のもとに彼は動く
【進撃の巨人 Season 3 40話】昔話【アニメ感想】
愛されない過去
「私はウォール・ローゼ北部の小さな牧場で生まれました。貴族家・レイス卿の領地内にある牧場です。母はいつも本を読んでいて家の仕事をしている姿は見たことがありません。とても美しい人でした」
ヒストリアの過去の話です。お母さん、に、ニートでネグレクト…。顔がやつれてるのでとても美しいとは思えない…のですが…
「字の読み書きを覚え母の真似事で本を読みだした時私は自分が孤独であることを知りました」
ヒストリアは好奇心から母に抱きつきにいったのですが拒絶されました。
『こいつを殺す勇気が…私にあれば…』
「それが母が私に発した最初の言葉…それ以来母は家を出て他の場所で暮らし始めました」
いや、もうこれはつらいです。
「5年前のあの日。ウォール・マリアが陥落して数日たった夜私は初めて父と会いました」
『はじめましてヒストリア。私はロッド・レイス…君の父親だ』
何か謎の組織の連中に取り囲まれ母は殺されてしまいました。
『お前さえ…お前さえ産まなければ…』
「それが母の最後の言葉でした」
最初も最後も救いがないですね…。
「私も殺されそうになる直前で父はある提案をしました。ここよりずっと遠くの地で慎ましく生きるのであれば見逃してやってはどうかと…」
『君の名はクリスタ・レンズだ』
名前を変え身分を変えひっそりと暮らし始めたのですね。もともとひっそり暮らしには慣れてますもんね。
「ヒストリア。私達レイス家こそが本当の王家なんだ。そしてお前こそが人類を救うことのできる唯一の存在なんだよ」
ええ、皇女でした。これ、ロッドさん本妻との間に子供はいなかったんでしょうか?(きっちり過去を覚えてないので病気だったり殺されてたりしたらすいません)
「さあ行こうヒストリア。すべてが始まった場所へ…」
牧場??
巨人の謎
前回尋問されてたサネスが牢屋の中へ。先に入ってたラルフは実は何も白状しては居なかった。
カンペを読まされただけだという事実を知ることに。
王を裏切ったのはサネスの方だった
「順番だ。こういう役には多分順番がある…役を降りても誰かがすぐに代わりを演じ始める。道理でこの世からなくならねぇわけだ…頑張れよハンジ…」
結局は使い捨てってことですか…うう…
エレンが思い出した会話の内容を皆に話すハンジ
「巨人がその能力を持つ人間を食べると人間に戻りさらに相手の能力を手に入れるんだ。エレンは器であって交換可能な存在なんだ。つまりもし王政が巨人を持っていればエレンはそいつに食われるだろう」
エレンがヒストリアに食われてしまうということですか?
拘束されてるエレンの姿がどのカットでも常にひどいんですが。
「現在リヴァイ達がエレンとヒストリアの救出に動いています。二人を奪還しヒストリア・レイスを女王に即位させます。真に王家の血を継ぐ者として
血を流すことなく王制の打倒が叶います。民衆の前でこれまでの体制は嘘であるという宣言と共に」
エルヴィンとピクシス司令との会議でエルヴィンは作戦を打ち明けます。
エルヴィン団長、組織殺人の容疑で出頭を命じられました。
「俺は調査兵団の表の顔を通す。お前は自分の判断に従って動け。何より…次の調査兵団団長はハンジ・ゾエ。お前だ。調査兵団を任せたぞ」
エルヴィンは濡れ衣を着せられていてもなお毅然としていました。
人類の歴史の隠された事実
出頭前エルヴィンがピクシスに昔話をしていました。
「私の父は教員でした」
「父は私の質問に答えたのです。王政の配布する歴史書には数多くの謎と矛盾が存在すると」
「私が街の子供達に父の話をしてその詳細を憲兵に尋ねられた日…
父は家には帰って来ず遠く離れた街で事故に遭って死にました
私の密告により父は王政に殺されたのです」
「今から107年前この壁に逃げ込んだ人類は王によって統治しやすいように記憶を改竄された。それが父の仮説です」
仮説を話しただけなのに消されるってことはそれはもう真実ってことなんじゃないですかね?
「父は人の持つ欲と愚かな息子によって殺されたのです
いつの間にか父の仮説は私の中で真実となり私の人生の使命は父の仮説を証明することとなったのです」
とにかく憲兵団は不都合があると抹殺してきたと。
これが今のエルヴィンがエルヴィンたる理由なんですね。
憲兵団はさらに濡れ衣を拡大させます。
その手はリヴァイを追い込む方向にまで…。
正統な跡継ぎが他に居なかったということですよね。
今回のタイトルの昔話はヒストリアだけでなくエルヴィンもですね。
幼少期二人共辛いですね…。
エルヴィンがもう少し察する系の聡明さがあれば…ってお父さん周りに言っちゃ駄目なことは子供に口止めしなきゃですよ。のびのび育てるのもいいですが。口止めしていれば死ぬこともなかったかもしれないと思うと…。
しかしエルヴィンは王政に父が消されたことでここまでのし上がってきたんですもんね。
二人の過去が深く知れて良かったです。
しかし憲兵団の隠蔽体質、これが国を続けていくということでしょうか(勝手に深く解釈しています)