原作・矢樹 純/イラスト・青木優「バカレイドッグス」のあらすじ…
- 看護師の雪野鈴が父親の借金返済の為に連れて来られたのは、犬童が経営する患者のほとんどが暴力団という謎の闇病院。
- ここを訪れるのは普通の病院には行くことができない訳アリの患者がほとんどで、その為に法外な料金を前払いで請求する。
- お金が無い人は相手にしないという犬童辰二のやり方には抵抗があり、ことある度に衝突するが、それでも嫌いにはなれない様子で、何より借金返済の為にその病院で助手を続けていく…。『バカレイドッグス』はハンディコミック+で無料試し読みができますよ!
▶『バカレイドッグス』1巻を読んで見る
いきなり893(!?)でてきちゃった!?雪野鈴ピンチ!!?
「イヤ、絶対にイヤ!」
ヒロインである、雪野鈴のこんな一言から始まるバカレイドッグス。
物語は、雪野鈴が暴力団らしき連中に拉致されているところから始まります!
最初は一体何が起こっているのか全く理解できません…。
他に選択肢がない展開で無理矢理犬童兄弟の闇病院で働くことになる雪野鈴。
最初悲惨な状況に、こちらがヒヤヒヤしましたが、決して弱くなく、
自分の置かれた状況をきちんと理解した上で、
犬童兄弟に対しても言いたいことはきちんと言うという気の強さを見せます。
犬童辰二の前払いでしか手術しないというポリシー
こう、ブラックジャック先生を思いだしちゃいますね…(笑)
訳アリの患者が幾度となく病院に運ばれてきますが、
鈴は犬童辰二の前払いでしか手術をしないというだけでなく、
他にも色々とある独自のルールがどうしても好きになれないよう…
前払いでしか手術を行わないというポリシーのある犬童辰二に対して、雪野鈴は
体は売りません…私の戸籍を売ります
だから、この人を助けて!
と啖呵を切ります。
毎回のように雪野鈴と辰二と衝突を繰り返す。
弟の亥三も同様のルールに従ってこの病院を経営しており、一切の例外は受け付けません…。
だからといって、その割には2人とも贅沢をしている様子はなく…。
では、何の為にそんなにお金に必要なのかと鈴が2人に尋ねると、
それには犬童兄弟が昔から抱えている深い理由が…!?
ここで1巻は終わりますが、
これからの展開がとても楽しみだと思わせる内容は読み応え充分です!
俗に言う闇医者物語<メディカル・ピカレスク>ですが、
社会の闇系が好きな方は楽しいかも!
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人物紹介
犬童辰二
弟の亥三と共に訳アリ患者専門の闇病院を経営を行っている。童顔なので年齢は不詳。弟から考えると同じく20代後半?
手術の天才だが、実は医師免許を持っていない闇医者。患者がどのような状態でも前金でしか手術を行わないというポリシーを持っている。
犬童亥三
その体格から一見では兄より年上に見えるが、犬童兄弟の弟。
治療や手術はせずに、兄の辰二の行う手術に対して保険を受ける役目を担う。兄と共に普通の病院には行くことのできない訳アリの患者専門の闇病院を経営している。
雪野鈴
ある病院に勤務していた20代前半と思われる看護婦。
勤務の帰りに暴力団に拉致され、父親の借金返済の為に風俗で働くように脅かされていたところを看護師という職業から犬童兄弟によって救われる。
その後、借金は犬童兄弟の手術の助手として闇病院で働いて返していくことになる。