「そもそもじいさんが敵に拉致された証拠あんのかよ」
「どうも野糞して髪が無くて動けねーところを捕まったようで」

「現場にはキレの悪いウンコが残ってやした。なのに拭いた形跡がなかった。
ってことはケツにウンコつけたまんまどっかに連れていかれたってことでしょ」
「何その世界一どうでもいい推理。おまえそれじっちゃんの名にかけられんの？じっちゃんに恥ずかしくねーの？」

「もしそうだったとしても源外さんなら何か手がかり残してくれてるんじゃ…」
「手がかりねぇ…」

「…なるほど」

「どうやら俺たちにも運が転がってきたようだぜ」
「沖田さんそれ運っていうかウンコ転がってるだけです」

「よく見てみな」

「ウンコが点々と！」

「奴は俺たちに自分の居所を示す為にこういう目印を置いて行ったんだ」

「どんなヘンゼルとグレーテル？」

「こいつをたどれば源外のところへたどり着けるはずでさ」
「おい総悟じっちゃんの名にかけられんのか？かけていいんだな？」

「どうせ野良犬のフンかなんかだろ」
「それにしては規則だってませんか？」
「っていうか一人の人間からこんなに出るものなのか？」

「危険な状態かもしれねぇ…急ぎやしょう」

「久しぶりにあの人に会えたから飲みすぎちゃったなぁ。本当は
すかすつもりだったんだが」

「だけどお前たちなら必ず気づいてくれると思ってた」

「パンツ、買ってきてくれたか」

「待って～～～～」
「いっけね野ゴリラだった」

「ああ、野ゴリラだった。あそこに人間はいなかった。わかったなてめーら」

「いやいいけど！あんたらの大将野ゴリラでいいんかい！」

「通信が回復してるぞ、どういうことだ」
「まさか源外の爺さんが…敵の兵器が再稼働したら勝ち目はねーぞ」

「急げ！なんとしても源外を探し出し敵から奪還するんだ」

「落ち着けおめーら」

「あのじーさんは敵の言いなりになるやわじゃねぇ。きっと黙ってくたばってくれる」

「くたばってんだろうが！」

「大丈夫だって。あー見えてコミュ力高いから宇宙でも黄泉でもうまくやっていけるよ」
「だからくたばってんだろうが！」

「それよりまずやんなきゃいけないのはへパ飲んで鬼太郎袋用意してね。あーちょっとあんまり揺らさないで」

「気持ちわる…」

「だ～～～～～！！」

「おい、戦時中に吐くまで飲むとは何事だてめぇ」

「燃えよ…灰になるがいい」

「あの攻撃は…あの艦隊は！」

「何もたもたしてやがる。おいてくぜ…ヅラ」

「困るねぇ。解放軍だかなんだか知らねぇが人のいねーまに勝手な真似されちゃこちとら商売あがったりだ」

「おまん！」

「おいあれ見ろ」
「血痕？まさか！」

「源外が残した手がかりはこっちかもしれねぇ」
「そんな…じゃあ源外さんは！」

「わからん、でも一刻を争う状況なのは間違いねぇ」

「土方さん…それコプチャンの名にかけれんでしょうね？」

「なんで俺だけコプチャンかけなきゃいけねーんだ。俺もじっちゃんにかけさせろ」

「見てください、血の量がだんだん！」

「まずいぞ急げ！」

「飲みすぎて痔が爆発しちゃった」

「だがてめーらなら必ず気づいてくれると思ってたぜ」

「頼むこいつを俺のケツに…」

「おい！お前らの飲み会のせいでズタボロだろうが！主に下半身が！」

「地球を壊す？破壊兵器？わりーがそいつの出る幕はねーよ」

「この世界を壊すのは…俺だ」